新機能やMacのパフォーマンス向上を期待してmacOS Tahoeをインストールしたのに、バグが発生したり、Wi-Fiに接続できなくなることがあります。 インストールの問題から新しいmacOSにおけるアプリのクラッシュまで、最もよくある問題に対処するための便利なガイドを作成しました。

macOS Tahoeの問題を解決する方法

macOS Tahoeの既知の問題を1つずつ確認して、簡単に解決する方法をご覧ください。

1. macOS Tahoeがインストールできない

最新のmacOSをインストールできないというエラーメッセージが表示され、すべてが停止した場合には、以下のように対処します:

  • Macに空き領域を確保 (最低20GB以上を推奨) します。
  • Macを再起動して、Tahoeのインストールを再度行います。
  • 問題が解決しない場合は、セーフモードで起動して一時ファイルを消去します。 これを行うには、Macを再起動して、ログイン画面が表示されるまで「Shift」キーを押し続けます。 その後ログインして、macOS Tahoeのインストールを再び実行します。
  • Appleのサーバーに異常がないかを確認します。Appleの システム状況ページにアクセスして「macOSソフトウェアアップデート」の横に緑色の点の表示があるか確認します。

2. Tahoeにアップデート後のMacの速度低下

起動時間が長くなったり、アプリの読み込みに時間がかかったり、回転するビーチボールが普段よりも頻繁に表示されるケースがあります。 新しいmacOSによるパフォーマンス向上を期待していたのに、これではがっかりしてしまいます。

細かく設定を調べずに速度を上げたいのであれば、 CleanMyMac のような専門のMacクリーナーや高速化ツールを使ってみましょう。 「パフォーマンス」機能を使用すると、Spotlightの再インデックス、ディスク権限の修復、メールの高速化など、一連のメンテナンスタスクをすべて数クリックだけで実行することができます。 その手順は以下の通りです:

  1. こちらからCleanMyMacの無料トライアルに登録します
  2. アプリを開きます。
  3. サイドバーから「パフォーマンス」機能を選択してスキャンを実行します。
  4. 「全てのタスクを表示」をクリックして、実行したいタスクを選択します。
  5. 「実行」をクリックします。

いくつかのメンテナンスタスクが完了したら、CleanMyMacの他のツールも最大限に活用してみましょう。 システムジャンクの安全な削除であったり、メモリ負荷やCPU負荷のモニタリング、そしてアプリのアップデートなども行うことができます。

たとえば、「スマートケア」を実行すると以下のように表示されます:

3. Wi-Fiが動作しない

macOS Tahoeのインストール後にWi-Fiが接続できない場合は、次の操作を行います。まず、メニューバーのWi-FiのアイコンをクリックしてWi-Fiをオフにしてからオンに戻します。 再起動しても問題が解決しない場合は、ルーターのプラグを抜いて再び差し込みます。

もう1つの方法は、Wi-Fiネットワークを忘れて、最初の状態から接続することです。 こちらがその方法です:

  1. 「システム設定」>「Wi-Fi」に移動します。
  2. 目的のWi-Fiネットワークを選択します。
  3. 「このネットワーク設定を削除」をクリックします。
  4. Wi-Fiパスワードを入力して、ネットワークに再び接続します。

これらの手順によって、ほとんどのWi-Fiの問題が解決し、オンライン状態に戻るのに役立てば幸いです。

4. Bluetoothが動作しない

Bluetoothデバイスの接続が継続的に途切れたり、ペアリングができない、もしくはWi-FiとBluetoothの両方とも連携しなくなった場合は、次の手順を行います:

  • 「システム設定」>「Bluetooth」に進みます。
  • Bluetoothをオフにしてから、再びオンにします。
  • デバイスを再び接続します。

次のステップは、一度デバイスを削除してから再びペアリングすることです:

  1. 「システム設定」>「Bluetooth」に進みます。
  2. 一覧から目的のデバイスを見つけます。
  3. 「i」をクリックするか、デバイス名を右クリックします。
  4. 「このデバイスのペアリングを解除」を選択します。
  5. 再びデバイスをMacに接続します。

依然としてBluetoothが正常に動作しない場合は、Macの再起動を行います。再起動をすると、多様な接続の問題が解決することがあります。

5. macOS Tahoeでの継続的なアプリのクラッシュ

アプリが頻繁に終了したりフリーズする場合であっても心配は要りません。これはアップグレード後に起きる可能性があるものです。 まずは、App Storeや開発者のWebサイトからアプリのアップデートがないか確認します。 多くのアプリは、新しいmacOS上でより適切に動作するように細かなアップデートが実装されます。 Macの再起動も有効です。ランダムなクラッシュを止めるには、これを行うだけで十分かもしれません。

それでも問題が解決しない場合は、アプリのリセットを行います。 これは、設定ファイルや環境設定ファイルを削除することを意味し、次回アプリを開いたときに新しいファイルが作成されます。 最速の方法は、 CleanMyMac の「アプリケーション」機能の利用です。 その手順はこちらです:

  1. CleanMyMacを開いて、サイドバーから「アプリケーション」を選択します。
  2. 「スキャン」をクリックして「アプリケーションを管理」を選択します。
  3. 「アンインストーラ」タブで、アプリの一覧から目的のアプリを探します。
  4. そのアプリ名の横の矢印をクリックして「バイナリ」以外のすべてを選択します。
  5. 「削除」をクリックします。

6. バッテリーの減りが早い

新しくmacOSをインストールすると、Macがファイルのインデックスを再作成し、バックグラウンドタスクを完了するまでの間、バッテリーの消費が激しくなります。 1日から2日ほど様子を見てみましょう。 問題が解決しない場合は「システム設定」>「バッテリー」に進んで、Macのリソースを大量に消費している項目を調べてみます。

7. Tahoeにおける視差効果の遅延

macOS Tahoeは視差効果に多くのリソースを消費するので、Mac上でアニメーションがスムーズに表示されない可能性があります。 これらの効果をオフにする方法はこちらです:

  1. 「システム設定」を開いて「アクセシビリティ」>「ディスプレイ」に移動します。
  2. 「透明度を下げる」をオンにします。
  3. 「視差効果を減らす」をオンにします。

これらの簡単な修正が、最新のmacOSアップデートの最大限の活用に役立てば幸いです。 新しい問題や解決策が見つかり次第、この記事でその内容を更新していきます。