簡単な質問 - お使いのMacからアプリをアンインストールする方法とは? 理論的には使わないアプリは「ゴミ箱」に移動して処分するのが正解です。 しかし残念ながらそれだけでは不十分です。 ゴミ箱に不要ファイルを移動するだけでは、残りの不要ファイルがハードドライブに残ってしまうことがあります。 しかし、MacBookに何が残されるのかを表示し、そしてアプリを削除する方法をご紹介できます。
Mac でアプリをアンインストールする方法
古くて使わないアプリケーションを削除したり、動作障害のあるソフトウェアを再インストールしたり、あるいは Mac のディスク容量を整理しようとする場合、アプリのすべてのコンポーネントを削除することが重要です。 これには、アプリケーション、その環境設定ファイル、サポートファイル、そして時にはその他の不要ファイルも含まれます。
Macからプログラムを完全にアンインストールするには、次の 5つの選択肢が考えられます: ただし、それぞれの有効性や難易度は異なります。 その詳細は、以下の表をご覧ください:
アンインストール手段 | 有効性 | 難易度 |
ゴミ箱 | 低い — 残ってしまうファイルを見つけられない場合。高い — 全て見つけて削除できる場合。 | 難しい — 残ったファイルを全て探し出すのは、時間を要する困難な作業です。 |
Launchpad | ゴミ箱の利用と同程度。 | 難しい — ゴミ箱の利用と同程度。Launchpadでは削除できないアプリがある。 |
ネイティブのアンインストーラ | 高い — 残ったファイルを全て安全に削除可能。 | 中程度 — 開発者のWebサイトからアンインストーラを別途でダウンロードする必要がある場合もある。 |
サードパーティ製のアプリ | 高い — Macにファイルが残らないように完全な削除が可能。 | 簡単 — 通常はワンクリックで素早く行う事が可能。 |
ターミナル | 高め —アプリおよび関連ファイルの削除が可能です。 | 難しめ — コマンドラインツールの知識が必要となります。 |
いずれの方法も少しは自分で手を動かさなければいけません。しかし、これから紹介する記事では、すべて必要なステップをカバーしています。 それでは一つひとつ見ていきましょう!
1. ゴミ箱を使用してMac のアプリをアンインストール
SonomaやVenturaなどの新しいmacOSでも、CatalinaやMojaveなどの以前のmacOSでも、アプリを手作業でアンインストールする手順は比較的よく似ています。以下の手順に従って削除できます:
- 「Finder」 >「アプリケーション」を開きます。
- 削除したいアプリを選択します。
- Command + Delete (⌘⌫) を押しましょう。
- ウィンドウの右上にある「ゴミ箱を空にする」ボタンをクリックします。
するとアプリが消えます。
MacOS Sonoma上でアプリを完全にアンインストールするには、不要ファイルを自分で見つけて削除する必要があります。最近のmacOSアップデートで以前よりはマシになりましたが、まだ手作業で細かいところは詰めていきましょう。
Macからアプリを手作業で完全に削除するには、アプリに付属するすべての関連ファイルを見つける必要があります。 つまり、アプリケーションフォルダからアプリのアイコンをゴミ箱に移動して削除するだけでなく、Macのシステムファイルの奥深くまで検索する必要があります。
例えば、写真のようにアプリはMac上の様々な場所にキャッシュを保存しています:
アプリを完全に削除するには、これらのフォルダを1つずつ確認し、削除していく必要があrます。以下の手順に沿って確認していきましょう:
- バイナリおよびドックアイコンは
/Applications/
にあります。 - アプリケーションサポートファイルは~
/Library/Application Support
にあります。 - サポートキャッシュは /Library/Caches/ と と~
/Library/Caches
にあります。 - プラグインは、
~/Library/Internet Plug-Ins/
にあります。 - ライブラリは
~/Library/
にあります。 - アプリの環境設定は
~/Library/Preferences/
にあります。 - キャッシュは、
~/Library/Application Support/CrashReporter/
にあります。 - アプリの状況保存は、
~/Library/Saved Application State/
にあります。
この他にも多くの隠しファイルがあり、中にはユーザーがアクセスできないものもあります。 そして、macOS/OS Xは一部のアプリファイルを削除できないようにしていることもありますので、頭に入れておきましょう。
システムファイルを削除するときは注意してください。間違ったもの(正しいものも含めて)削除すると、Macにどのような影響が出るかわかりません。慎重にいきましょう。
2. Launchpad を使用してMacのアプリをアンインストールする
Launchpadを使用してどのようにMacをアンインストールできる場合があります。 以下の手順でやってみましょう:
- Mac の Dock にある Launchpad アイコンをクリックします。
- 削除したいアプリを見つけます。
- アプリが揺れ始めるまで、アプリをクリックしたままにします。
- アプリのアイコンの左上隅にあるX をクリックします。
- 「削除」をクリックします。
これでアプリをアンインストールすることができます。 でもゴミ箱を使ったアンインストールと同じように、手作業で不要ファイルを削除する必要があります。
メモ: Launchpad で削除できないアプリもあります。
3. CleanMyMacを使ってアンインストール
アプリを削除するのはかなり面倒な作業です。 そこで、もっと早く簡単にできる方法を見つけました。それは、CleanMyMacの利用です。 このアプリの「アンインストーラ」ツールを使えば、一度に複数のアプリを削除することができます。 これは以下の手順で行います:
- CleanMyMacの無料版をダウンロードして開きます (約1分程掛かります)。
- 「アプリケーション」に進んでスキャンを実行します。
- 「アプリケーションを管理」>「アンインストーラ」をクリックします。
- 削除したいアプリの横のボックスにチェックを入れて「アンインストール」をクリックします。
CleanMyMacは、このように各アプリがどのくらいの容量を消費しているかを正確に表示するので、最も容量の大きなプログラムを簡単に把握することができます。 そして、手作業による行程をすべて省略できます!
Macのシステムファイルの削除は可能ですか?
CleanMyMacでは、Safariのようなシステムアプリを削除することはできません。 どのMacのクリーナーにおいても、それはできないようになっています。 しかしながら、CleanMyMacはシステムアプリ関連データを削除して、完全にリセットすることができます。 左上隅のCleanMyMacのメニューをクリックして「設定」を選択します。 「除外リスト」に進んで「アンインストーラ」をクリックします。 ここで 「システムアプリケーションを無視」のチェックを外します。
そして「設定」を終了して「アンインストーラ」のツールに戻ります。 アプリのアイコンの横の「>」をクリックしてファイルを表示します。 次に、削除したいデータを選択して「削除」をクリックします。
これでMacの空き容量を確保することができます。 なお、リセット後にアプリのログも消えることがあります。
4. 公式のアンインストーラを使用する
多くのアプリケーションは、そのアプリをアンインストールできるようにも設計されています。 内蔵のアンインストーラを付属しているものも多いです。 これは、インターネットからダウンロードしたサードパーティアプリにほとんど当てはまります。
オリジナルのアンインストーラは、[Finder] > [アプリケーション] で見つけることができます。 アプリが(アプリケーションフォルダ内の)フォルダのように見える場合、ほとんどの場合、そのアプリには個別のアンインストーラがあります。 そうでない場合、そのアンインストーラは別のアプリのように見えます。名前は、[アプリの名前] Uninstaller または Uninstall [アプリの名前] と表示されるケースが多いです。
そのアプリを開き、画面の指示に従うだけです。 削除が完了したら、余った容量を楽しむことができます!
しかし、まだ不要ファイルを削除する必要があります。
5. ターミナルを使ってプログラムをアンインストール
すべてのアップル製品と同様、物事にはさまざまな方法があり、Macでのアプリの削除も多くの方法があります。 その一つを紹介するとすれば、ネイティブツールであるターミナルを使用することです。 Macをコントロールできる強力なユーティリティですが、それなりの専門知識が必要です。 そのため、コマンドラインツールの使い方に自信がない場合は、これまでに説明したアプリの削除テクニックのいずれかを選択した方が良いでしょう。
Terminalコマンドで処理を行いたい場合は、以下の手順に沿って実行していきましょう:
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」と進み「ターミナル」を開きます。
- 以下のコマンドを入力します:
sudo uninstall file://
- アプリのアイコン掴んでをターミナル・ウィンドウに移動すると、アプリへのパスが表示されます。
- Returnを押し、管理者権限情報を入力します。
バイナリファイルとともに、すべてのアプリの残り物を削除されるはずです。 しかし、アプリの関連フィアるも完全に削除するためには、上記の手順に従って関連ファイルをチェックすることをお勧めします。
その他のヒント
メニューバーからサードパーティ製アプリのアイコンを削除する方法
アプリの中には、メニューバーにアイコンを追加するものもあります。 そのアプリを頻繁に使用する場合、そこから簡単に開くことができるので便利かもしれません。 しかし、メニューバーを整理したい場合や、サードパーティアプリのアイコンは必要ない場合はどうすればいいでしょうか?修正方法はシンプルで、それらを削除することです。
ここで問題なのは、アイコンをゴミ箱にドラッグするだけでは不十分ということです。そのため、各アプリの設定に移動し、メニューバーに表示するオプションの選択を解除する必要があります。 アプリのアイコンを右クリックし、メニューバーの右側にある「設定」を選択すればOKです。 うまくいかない場合は、アプリを開き、メニューバーの左側から設定に進んでください。 アイコンのみが削除され、アプリ自体は削除されませんのでご注意ください。
削除できないMacアプリを削除する方法
残念ながらこの方法では全てのアプリを対応できません。 MacOSのコンポーネントとしてプリインストールされ、システムによって保護されているアプリもあれば、アプリが使用中のため、削除を拒否するアプリもあります。
そんなエラーが出た時はどうすれば良いのでしょうか? 問題のアプリを強制終了(Command-Option-Escを押して、アプリがリストにあればそれをシャットダウン)、またはMacを再起動した後、手作業で削除を試すことができます。 それでも削除できない場合は、プリインストールされている可能性があるので、削除せずに残しておきましょう。
それでも、今回ご紹介したヒントを参考にしてCleanMyMacのような専門アプリの利用を優先すれば、作業がより簡単になるはずです。
よくある質問
アプリをMacから完全に削除するのに最も良い方法は何ですか?
これを行う上で最善の手段は、CleanMyMacなどのサードパーティ製のアプリと、そのアンインストーラ機能を利用することです。これは、残ったファイルを全て一瞬で取り除く事ができます。 もう1つの効果的な手段は、ネイティブのアンインストーラの利用ですが、ごく一部のアプリにしかこれは付属していません。
残ったファイルを削除するべきなのは何故ですか?
一番の理由は空き容量を増やす事であり、これを行う事でMacの速度低下のリスクを軽減できる可能性があります。
アプリを削除する際に、サードパーティ製のアプリの利用と手作業での削除はどちらが良いですか?
専用のサードパーティ製のツールを使うと、残っている全てのファイルをMacから確実に削除できるので、これは素早く実行可能なより優れた手段です。