お使いのMacからキャッシュを消去する方法とは? こちらを試してみましょう

Webサイトやブラウザ上で、キャッシュやキャッシュファイルという言葉に何度も遭遇したことがあると思います。 人によては、キャッシュを消去/解放した方がいいと聞いたことがある人も多いでしょう。 それは本当にするべきことなのでしょうか? こちらで紹介します。

キャッシュの定義

キャッシュとは、デバイス、ウェブサイト、ブラウザー、およびアプリの読み込みを速くするために、一時的なデータ保存して、素早く利用できるように設計されています。コンピューター、ラップトップ、スマートフォン、Web ブラウザー、またはアプリのいずれであっても、さまざまなキャッシュが見つかります。

主にキャッシュの種類はどのように分けられますか?

お使いのMacでクリーニングできるキャッシュの種類は、大きく分けて3つあります:

  • システムキャッシュ

Macのシステムキャッシュは、メインメモリとプロセッサを接続する情報です。 これにより、CPU(中央演算処理装置)は、デバイスが命令を実行するために使用するデータを、少しずつ読み込むのではなく、素早く取得することができます。

  • ブラウザーキャッシュ

どのウェブ・ブラウザにも独自のキャッシュ機能が搭載されています。 これらのキャッシュには、HTML、CSS、JavaScript、Cookie、画像など、ブラウザがウェブサイトを表示するために使用するファイルやその要素が保存されています。 例えば、商品ページの画像、ログイン情報、ショッピングカートの内容などです。

  • ユーザーキャッシュ (アプリのキャッシュを含む)

      ウェブブラウザと同様に、アプリは独自のキャッシュを保持しています。 画像、検索履歴、動画など必要な情報を素早く再読み込みし、アプリのパフォーマンスや効率を高速化するのに役立ちます。

      自動または手動でキャッシュファイルを削除する方法については、このまま読み進めてください。

      Macでキャッシュファイルを消去する5つの方法

      キャッシュファイルがどこに保存されているのか、疑問に思う人も多いでしょう。Macにはそのような保存場所がいくつかあります。 最初は、アプリケーションキャッシュを格納するフォルダです。 Photoshopなどのリソースを大量に消費するアプリを使用している場合、こちらのキャッシュフォルダが最大で 数ギガバイトの容量を占有することがあります。 もう一つの場所は、あなたが使用しているブラウザに属するフォルダです。 最も容量の少ない項目には、システムキャッシュが挙げられます。

      1. あらゆる種類のキャッシュを自動で消去する方法

      期待することができる確保容量:最大70%

      キャッシュファイルは、アプリやシステムを正しく機能させるために必要不可欠です。しかし、キャッシュファイルは蓄積されていくので、リセットするのは良いことです。おすすめの方法は、CleanMyMac X を利用することです。

      このApple公認のアプリは、古いキャッシュ、一時ファイル、アプリの残り物などを簡単に削除してくれます。 このアプリが最初のスキャンを完了すると、より多くのディスク容量ペース、より良いMacのパフォーマンス、およびより高い速度を楽しむことができるようになります。以下のように進めていきましょう:

      1. CleanMyMac Xを開きます(無料版のダウンロードはこちら)。
      2. サイドバーにあるシステムジャンクをクリックしましょう。
      3. スキャンをクリックして、消去を行いましょう。

        完了です! 全てのキャッシュが綺麗になりました! CleanMyMac Xは、最新のmacOSバージョンを含むすべてのシステムに対応しています。

        手作業でキャッシュを削除したい場合は、いくつかのヒントもご紹介しています。

        2. Macのシステムキャッシュを削除する方法

        期待することができる確保容量:最大10%

        まずは、内臓macOS システムキャッシュを削除することから始めましょう。 キャッシュファイルを探すには、Finder を開き、「移動」メニューから「フォルダに移動」を選択します。 ここで、/Library/Cachesを貼り付けて、Returnキーを押します。

        その容量が知りたい場合は、Cachesフォルダを右クリックし、メニューから「情報を見る」を選択しましょう。情報ウィンドウにフォルダのサイズが表示されます:

        キャッシュファイルを削除するには、com.appleフォルダを参照して、ファイルをゴミ箱に移動してください。 ただし、削除できるのはファイルのみで、フォルダはそのままです。


        3. Mac でブラウザのキャッシュを消去するには?

        期待することができる確保容量:最大15%

        システムのキャッシュファイルを削除したら、ブラウザのキャッシュに進みましょう。 削除しないと、キャッシュはすぐに溜まって、プライバシーに関連する問題を発生させる可能性があります。 そのため、キャッシュを削除して、プライバシーを保護し、さらに容量を空けたほうが良いです。 その方法は、お使いのブラウザによって異なります。 Macにインストールされているすべてのブラウザのキャッシュを削除することが重要ですが、ここでは最も人気のある3つのブラウザについて方法を説明します。

        Safariブラウザでキャッシュを消去する方法

        Safariでキャッシュファイルを削除するのは、他のブラウザほど簡単ではありません。しかし、手順に従えば、それほど複雑ではありません。 方法は2つあります。 1つ目はメニューバーから「履歴」>「履歴を消去」と進む方法です。 しかし、この方法では、過去に訪れたウェブサイト情報を失うことになります。

        履歴を残したい場合は、Safariのキャッシュをクリアする別の方法があります。

        1. Safariを開き、メニューバーから「設定」に進みます。
        2. 「詳細設定」タブを開き、「メニューバーに開発メニューを表示する」オプションの横のボックスにチェックが入っていることを確認します。

        3. 設定を閉じます。
        4. 次に、「開発」 > 「キャッシュを空にする」に移動します。

        最後に、ブラウザを再起動します。 ログイン情報は、自動入力の情報と一緒に削除されますので、再度入力しましょう。次のブラウザも見ていきましょう。

        Chromeブラウザでキャッシュを消去する方法

        ブラウザのキャッシュを消去する方法は、Chromeの方が簡単です。 方法はこちらです:

        1. Chromeを起動し、検索バーに 「chrome://settings」を貼り付けます。そしてリターンキーを押します。
        2. 「プライバシーとセキュリティ」セクションに移動し、「閲覧履歴の消去」をクリックします。

        3. 一覧から、「キャッシュされた画像とファイル 」を選択します。
        4. 「時間範囲」で 「すべての時間 」を選択し、「データを消去」をクリックします。

        それでは、最後のブラウザを見ていきましょう。

        Firefoxブラウザでキャッシュを消去する方法

        Firefoxに関する方法は、Chromeと多少似たような手順となります。 ここでは、Firefoxでキャッシュを手動で削除する方法を説明します:

        1. Firefoxを起動し、検索バーにabout:preferencesを貼り付けます。
        2. 「プライバシーとセキュリティ」項目に移動します。
        3. パネル内の「クッキーとサイトデータ」を探し、「データを消去」をクリックします。
        4. 「キャッシュされたウェブコンテンツ」にチェックを入れ、「消去」をクリックして確認します。

          というわけで、ブラウザのキャッシュをすべて削除しました。 それでは、Macでユーザーキャッシュを削除してみましょう。

          4. お使いのMacでユーザキャッシュを空にする方法とは?

          期待することができる確保容量:最大70%

          シングルユーザーのキャッシュフォルダがギガバイトの容量を埋めてしまうことがあるのをご存知でしょうか? 今私が使っているMacでは、たった一つのフォルダーで3GB近くあります。 そのため、ユーザーキャッシュを削除して、貴重な容量を空け、Macのスピードを向上させるのは良いアイデアです。

          ユーザーキャッシュを手作業でクリアするには、次のようにします:
          1. Finderを開き、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
          2. ~/Library/Caches」と入力し、Returnキーを押します。
          3. 予備の手順:何か問題が発生した場合は、すべてのファイルを別のフォルダにコピーしてください。
          4. 各フォルダを確認し、すべてを削除しましょう。 注意:フォルダからはファイルのみを削除し、フォルダ自体をゴミ箱に移動するのはやめましょう。

          最後にゴミ箱を空にすることは忘れないようにしましょう。 Dock からゴミ箱のアイコンをcontrolキーを押しながらクリックし、「ゴミ箱を空にする」を選択するだけです。 これで、Macを再起動すれば、新しいキャッシュが作成されます。


            5. アプリケーションキャッシュをお使いのMac から削除する方法とは?

            前のステップでは、ユーザーキャッシュを削除しました。 しかし、前述のように、アプリもキャッシュファイルを生成するので、それらも削除してかまいません。 これらのファイルが必要だと考えるユーザーもいますが、それでも削除することは絶対に安全です。

            たとえば、SpotifyXcodeSteamなど、一部のアプリは他のアプリよりも多くのキャッシュを生成する場合があります。 それを削除することは簡単です。

            1. Macでアプリのキャッシュを削除するには、先ほどと同じようにFinderの「移動」メニューから~/Library/Cachesに移動します。
            2. そこには、様々なアプリのキャッシュがあります。例えばcom.spotify.client にはSpotify のキャッシュが保存されています。
            3. ユーザーキャッシュで行ったように、これらのフォルダをクリアします: Command-Aを押してすべてのファイルを選択し、それらを右クリックしてゴミ箱に移動します。

              よくある質問

              キャッシュファイルが保存される理由は?

              ウェブサイトを訪問や、アプリの利用時に、毎回それらの情報をダウンロードするよりも、キャッシュファイルによるデータの再取得の方が圧倒的にスピードが速いのが理由です。アプリ、macOS、およびブラウザは、キャッシュファイルの保存を行う事で、ユーザー体験をより良くしています。

              キャッシュファイルを削除する必要は本当にありますか?

              はい。 キャッシュファイルを削除しないと、容量不足、プライバシーのリスク、アプリのクラッシュ等、様々な問題が発生する可能性があります。

              Macからキャッシュファイルを削除する方法は?

              一般的には、Finderから ~/Library/Caches と入力すると、キャッシュファイルを確認する事ができます。 また、CleanMyMac Xのようにクリーニングを行ってくれるサードパーティ製アプリも存在します。

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