AppleがMacのストレージをハードディスクからSSDに切り替えた際、音楽、写真、ビデオ等のファイルを保存するための容量が大幅に少なくなったのに慣れることが、ユーザーにとっての1つの課題でした。 Appleはその対応として、iCloud Driveによるクラウドストレージの提供に加え、「システム設定」に、起動ディスクでどれくらいのストレージを使用しているかであったり、その内訳を確認できる機能を追加しました。 さらに、これは空き容量を増やすためのヒントも表示してくれます。 これはとても便利な機能ですが、うまく動作しないことがあり、使用済みのストレージ容量が表示されるはずなのに、役立つ情報が1つも表示されないことがあります。 この記事では、Macのストレージ容量の計算が終わらない場合の対処法を紹介します。
Macのストレージ容量の計算が終わらない原因
Macが使用済みストレージ容量を計算する際に、それが止まっているように見える原因はいくつか考えられます。 MacはSpotlightを用いて、保存されているすべてのファイルのインデックスを作成します。 そのインデックスには、ファイルの種類やサイズなどの情報が含まれており、macOSはそれをもとに、どれくらいのストレージが使用されているのかであったり、どのアプリケーションやサービスが多くの容量を使用しているのかを把握しています。 しかし、「システム設定」の「ストレージ」の欄を確認した際に、Spotlightが起動ディスクのインデックス作成中の場合には、使用済みストレージ容量を表示できないことがあります。 それと同様に、Spotlightが起動ディスクのインデックスを作成できていない場合においても、ストレージ表示の問題につながる可能性があります。
そのほかに考えられる原因としては、Apple Intelligenceモデルのダウンロードに関する問題、iCloudの同期の問題、異常なキャッシュファイルやログファイルなどがあります。
Macでストレージ容量の計算が終わらないときの対処法
1. Macを再起動
再起動をすると、一時ファイルが削除されてRAMも解放されるので、これだけで問題が解決することがあります。 なので、Appleのメインメニューから「再起動」を選択します。
2. 問題のあるキャッシュファイルや不要ファイルを削除
Macの利用を続けていると、キャッシュやその他の一時ファイルが蓄積していきます。 このようなファイルの多くは削除されないまま残り、時間の経過とともに増え続け、起動ディスクの容量をどんどん圧迫することになります。 さらに、それらが破損してMacの不具合の原因になることもあり、ストレージ容量の計算が終わらないのもそのような問題の1つです。 また、それらのファイルだけが問題の原因ではありません。不要なアプリケーションのバイナリファイルや、使用しない言語の言語ファイル、開くことのないログファイルなど、他にも問題となるファイルは多数あります。
そのようなファイルを削除することが解決に繋がります。 ただし、それを手作業で行うには、多くの時間や手間がかかります。 そこで役立つのが、 CleanMyMac の「クリーンアップ」機能です。 これは、Macをスキャンして不要ファイルや散らかったファイルを見つけ出し、その結果をまとめて表示してくれます。 その後、ワンクリックですべてを削除したり、見つかった項目を確認してから削除対象を選択することもできます。
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- アプリを開いて、サイドバーから「クリーンアップ」を選択します。
- 不要ファイルをすべて削除するには、各パネルから「削除」を選択します。 検出した項目を確認したい場合は、「すべての不要データを確認」をクリックします。
3. Spotlightのインデックスを再作成
残念ながら、これはmacOSの設定から実行することはできません。 専用のアプリが必要になります。 とはいえ、CleanMyMacであれば、ストレージの空き容量を増やすのに加えて、この作業も行うことができます。 Spotlightのインデックスを再作成する手順は以下のとおりです。
- CleanMyMacを開いて、サイドバーから「パフォーマンス」を選択します。
- 「スキャン」をクリックします。
- スキャンが終わったら、「全てのタスクを表示」をクリックします。
- 「Spotlightのインデックスを再作成」を選択して「実行」をクリックします。
- それが完了したら、「システム設定」の「ストレージ」の欄を再びチェックして、まだ計算が停止した状態かを確認します。
4. Apple Intelligenceをオフにしてから再びオンに
Apple Intelligenceが原因で問題が起きている場合、以下の手順で解決します:
- 「システム設定」を開き、「Apple IntelligenceとSiri」を選択します。
- Apple Intelligenceをオフにします。
- 1分ほど待ってから、再度オンに戻します。
- ダウンロードが完了するのを待ってから、再び「システム設定」の「ストレージ」の欄を確認します。
5. 「デスクトップ」と「書類」フォルダのiCloud同期をオフに
「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダをiCloudと同期する機能を有効にすると、同期した項目を把握するためのキャッシュファイルやメタデータが作成されます。 これらのファイルは、「ストレージ」に表示される「システムデータ」の一部です。 ただし、この機能が有効になっていることが原因で、ストレージ容量の計算が終わらないケースがあります。 これが原因かを確認するには、一度オフにしてみます。 原因か否かの判定ができたら、その後またオンに戻すことができます。
- 「システム設定」>「Apple Account」>「iCloud」から「Drive」を選択します。
- "デスクトップ"フォルダと"書類"フォルダをオフにします。
- 「オフにする」をクリックして確定します。
- 1〜2分待ってから、「ストレージ」の欄に戻り、まだ計算が止まった状態かを確認します。
6. ディスクユーティリティで起動ディスクを修復
起動ディスクに問題がある (ファイルシステムが破損しているなど) 場合には、空きストレージ容量を計算できなくなることがあります。 こちらが修復手順です:
- 「アプリケーション」フォルダを開き、「ディスクユーティリティ」を起動します。
- 起動ディスクを選択し、ツールバーの「First Aid」をクリックします。
- 「実行」をクリックします。
- ディスクの修復が完了したら、再び「ストレージ」を確認します。
7. macOSをアップデート
ここまでの方法で解決しない場合は、「システム設定」>「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選択します。 Macで利用可能なアップデートがあるかのチェックが終わるまで待ち、アップデートがあれば、画面の案内に従ってインストールします。 Macが再起動して、アップデートのインストールが完了したら、もう一度「ストレージ」を確認してみます。
「システム設定」の「ストレージ」は、起動ディスクの容量の内訳を把握する上でとても便利な機能です。 ただし、期待どおりに機能しないことがたまにあります。 Macのストレージ容量の計算が終わらない場合は、上記の手順に従って対処しましょう。