2020年11月12日に、Appleは最新のmacOS Big Surをリリースしました。 macOS Big Surは、これまでと同様にカリフォルニア中部の地名を由来とする、Macの最新オペレーティングシステムです。 更に、これはChromeより50%も高速なアップデート版のSafariも搭載しています。 この記事では、画像とお役立ち情報を盛り込んだmacOS Big Surのクリーンインストール実行方法を解説していきます。

クリーンインストールとは? (Big Sur以外のOSにも適応)

クリーンインストールとは、キレイなドライブにmacOSをインストールすることを意味します。

クリーンインストールが望ましい理由とは?

クリーンインストールは、macOSアップデートとは反対のものです。 これはハードドライブを初期化するため、以前のmacOSからの残骸は存在しません。

  • より速いmacOSのパフォーマンス
  • 使用しないアプリの排除
  • しつこい問題解決の可能性

macOS Big Surをクリーンインストールする基本的な手順

最初のステップは、ご利用のMacのクリーニングと、外部ソースへのバックアップです。 次に、macOS Big Surベータ版パッケージをアプリケーションにダウンロードする必要があります。 そして、起動可能なUSBインストーラー (別の外部ドライブを含む) の作成が必要です そして最後に、ディスクユーティリティを使用してMacを消去し、起動可能なUSBデバイスを用いてmacOS Big Surをインストールします。更

1. Macのクリーニング&バックアップ

クリーニング

Macのクリーニングは通常は健全な方法ですが、ここではMacをバックアップしようとしているので、まずはシステムの不要ファイルの削除を行います。 ご利用のMacのクリーニングが完了すると、Time Machineバックアップの準備が整ったキレイな状態のシステムになります。

Time Machineはシステムのスナップショットを作成します。 これは、写真撮影の前に”身だしなみを整える”のと同じように、Macの状態を整えます。 自動的にMacのクリーニングを行うのであれば、CleanMyMac Xを実行します。 このツールは、Macのクリーニングツールとして最も優れたものであり、Apple社によって認証を受けているものです。

無料版のCleanMyMac Xクリーナーをこちらからダウンロードします。
アプリをインストールし、システムジャンクをクリックしてスキャンを実行します。

Macのバックアップ

これで、コンピュータをバックアップする準備完了です。 Time Machineは、この目的のためだけに構築されたツールです。 Time Machineは、システムをコピーする為のストレージのソースを必要とします。

つまり、外部ドライブが必要となります。 これは、macOS Big Surのクリーンインストールに使用する最初の外付けドライブです。 これは、最悪の事態を想定した予備のバックアップオプションです。

  • システム環境設定 > Time Machine に進みます。
  • 外付けドライブを接続します。 (既存のシステムよりも容量の大きいもの)
  • Time Machineでこのディスクをバックアップソースとして選択します。

完了です。 これで準備段階が終わり、macOS Big Surのクリーンインストール準備が整いました。

2. macOS Big Surのインストーラをダウンロード

注意:

2020年11月12日にmacOS Big Surはリリースされました。

2020年の秋にリリースされて以降、macOS Big SurはMacのApp Storeからダウンロードできます。 また、システム環境設定の”ソフトウェア・アップデート”の欄からも確認が可能です。

システム環境設定 > ソフトウェア・アップデート の流れで確認できます。

  •  今すぐアップデートをクリック

インストーラがドライブにダウンロードされるまで待ちます。するとmacOS Big Surに関する画面が表示されます。

重要:

ここでは”続行”はクリックせずに、インストールを終了を選択してウィンドウを閉じます。

Install macOS Big Sur.Appというアプリが、アプリケーションフォルダに確認できれば問題ありません。

これは後に、ディスクユーティリティを介してmacOS Big Surのクリーンインストールを実行するために使用するファイルです。

これでようやくmacOS Big Surのクリーンインストールに近づいてきました。 まだ作業は続きますので、また気を引き締めてお進みください。

3. 起動可能なBig Surのインストーラーを作成

それでは、別のUSBフラッシュドライブを用意して、それをMacに接続します。 このドライブには、最低でも16 GBのストレージ容量が必要です。

ディスクユーティリティでドライブをクリーニング

  1. そのドライブを選択して、上部のメニューから削除をクリックします。
  2. 削除対象を慎重に再度ご確認ください。
  3. USBドライブの表示名が“Untitled”になっている事を確認します。
  4. フォーマットから、Mac OS 拡張 (ジャーナリング) を選択します。

このディスク上の全てのデータは消去されますのでご注意ください。

ターミナルに進みます (あと少しです)

このステップでは実際にソースのディスクが作成されるため、起動可能なUSBからBig Surをインストール可能になります。

Launchpadからターミナルのアプリを起動します。

以下のコマンドをコピペで入力:

sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Untitled

パスワードを入力して、Enterキーを押してこれを実行します。

このコマンドは、macOS ベータ版に基づいて起動可能なUSBインストーラーを作成します。 これは前の工程でアプリケーションフォルダに追加されたアプリです。

4. ディスクユーティリティで起動ドライブを消去

現在の設定とお別れする時が来ました。 これまでのプロセスで、既にCleanMyMac Xを用いて不要ファイルのクリーニングを行い、最初の予備のUSBドライブにバックアップの保存が完了している事をお忘れなく。

それでは、Macをリカバリーモードで起動します。

  • Macの電源を切り、CommandとRキーを同時に長押しします。
  • メニューからディスクユーティリティを選択します。
  • メインの起動ドライブを選択して、”消去”をクリックします。

やりました! これでMacの初期化が完了です。 そしてあなたが今できる (唯一の) ことは、接続されたUSBインストーラードライブからmacOS Big Sur 11をクリーンインストールすることです。 まだ接続していない場合には、起動可能なUSBインストーラーを接続します。

  1. 元のディスクユーティリティ画面に戻ります。
    (ディスクユーティリティに戻れない場合は、Macを再起動してOptionキーを長押しします)
  2. ”macOSのインストール”をクリックし、選択したUSBドライブからのインストールを選択します。
  3. “macOSベータ版のインストール”をクリックします。

macOS Big Surを定期的にインストールする方法とは?

通常のインストールは、現在のmacOSをアップデートすることで行われます。 これは既存のディスクの全消去を行わない方法です。 新しいmacOS Big Surが正式にリリースされたら、App Store > アップデート を開くだけです。

もしくは、システム環境設定 > ソフトウェアアップデート でも実行可能です。

macOS Big Surの再インストール方法

何らかの理由でBig Sur macOSが期待通りに動作しない場合は、Macをリカバリモードにして再インストールします。

  • Macを再起動して、 ⌘ + R を長押しします。
  • macOSの再インストールを選択します。

これで完了です。

ご覧の通り、macOS Big Surのクリーンインストールの実行は、とても複雑で簡単とは言えません。 無事完了する事をお祈りします。 これで、現時点で最新かつ最高のAppleのオペレーティングシステムが手に入ります。 最高のMacクリーナーであるCleanMyMac Xの力を借りる事で、驚異的な速度で動作する整理されたMacが手に入ります。トライアル版から始めることも可能ですので、こちらからダウンロードください。