Macでアプリがフリーズしてしまい、正常に終了できない事はありませんか? 画面上で回転するビーチボールはとても厄介ですよね? それを見てイライラするのではなく、反応しないアプリの強制終了を行いましょう。 幸いにも、反応しないアプリを閉じるための選択肢があります。
Macで強制終了を行う方法を5つご用意しましたので、最適なものをお選び下さい。 また、アプリがフリーズしないようにする方法と、Macで強制終了が機能しない場合の対処方法についても解説します。
1. Appleメニューから強制終了する方法
Appleメニューからアプリを強制終了させる方法はこちらです:
- 画面左上のAppleロゴをクリックします。
- 「強制終了」を選択します。
- 応答のないアプリを選択します。
- 「強制終了」ボタンをクリックします。
2. アプリをワンクリックで強制終了する方法 — CleanMyMac X
CleanMyMac Xのようなスマートメンテナンスアプリは、Macの強制終了の問題に対処してくれます。 このメニューアプリを使用すると、Macのプログラムを簡単に強制終了できます。 これにアクセスするには、メニューバーに表示される小さなiMacのアイコンをクリックします。これには「メモリ」のタブがあり、リソースを消費しすぎているアプリを特定して、クリックするだけで終了できます。
この便利なユーティリティツールは、フリーズしたアプリケーションの強制終了にも役立ちます。 これは直接アクセスする事で時間を節約でき、フリーズしたアプリを瞬時に修正できます。 CleanMyMacは他のパフォーマンスの問題にも対処できるので、Macで問題が発生した際にアラートを受け取りたい場合には、無料版をダウンロードして試してみることができます。 メニューアプリを使用するには、CleanMyMac Xの「設定」からメニューを有効にするだけです。
3. Dockから強制終了する方法
MacでDockを使用してアプリを強制終了する方法がわからない場合は、次の簡単な手順をご覧ください:
- Dockメニューを開くには、終了したいアプリケーションのアイコンを右クリックするか、そのアプリを長押しします。
- Option (Alt) ボタンを押しながら選択すると「終了」のメニューが「強制終了」に変わります。
- 「強制終了」をクリックします。
以上で完了です!
4. キーボードショートカットから強制終了する方法
また、Macのショートカットを使って、反応しないアプリを強制終了することもできます。 その手順は次の通りです:
- 次のキーを同時に長押しします:Command + Option + Esc
- ダイアログボックスから終了したいアプリを選択します。
- 「強制終了」をクリックします。
この強制終了コマンドを使った方法は、マウスカーソルの反応が少し遅れている場合に特に有効です。
5. ターミナルから強制終了する方法
コマンドラインで問題を解決したい場合は、ターミナルから反応しないアプリを終了する事ができます。 その手順はこちらです:
- ターミナルを開きます。
- 次のコマンドを入力します:
killall [アプリの名前]
(もし、Spotifyが反応しない場合には、表示されるウィンドウにkillall Spotify
と入力します。) - Returnキーを押します。 アプリケーションが即座に終了します。
Google Chromeなど、アプリの名前が2つ以上の単語で構成されている場合には、その名前を引用符で次のように囲む必要があります:"Google Chrome"
killall
コマンドはシステムレベルで機能するものであり、自動保存はされない事にご注意下さい。 保存していないデータが失われないようにしましょう。
Macで強制終了が機能しない場合の対処法
ほとんどの場合、ここで推奨しているヒントのいずれかを使用すれば、アプリを簡単に強制終了できます。 しかしながら、稀に効果がない場合があります。この問題を解決するには、コンピューターをシャットダウンして、再度起動する必要があります。 その方法は、Appleメニューから「再起動」を選択するだけです。
Macがフリーズして再起動しない場合には、次の方法で強制的に再起動を行います:
- Macが完全にシャットダウンするまで電源ボタンを押し続けます。 これには5秒程かかります。
- 数秒待ってから再び電源ボタンを押して、Macを再起動します。
お察しの通り、この方法は完璧ではありません。 突然のシャットダウンにより、保存されていない情報が失われる可能性があります。 しかしながら、これはコンピューターを動かす唯一の方法である状況もあります。
頻繁にフリーズするアプリの修正:シンプルな対処法
特定のアプリケーションが頻繁にフリーズすることがあります。 そのアプリに何か問題があると考えるのは自然なことです。 しかし、心配しないでください。フリーズするアプリを修正するためにできることがいくつかあります。
まず、アプリを最新のバージョンに更新します。 アプリの開発者達は、ユーザーに最高の体験を提供するために常に改善に取り組んでいます。 最新のアップデートを行う事によって、アプリのフリーズに関するすべての問題が解決する可能性があります。
次のステップとして、特にアプリを頻繁に使用している場合には、アプリのキャッシュの消去を行ってみます。 ストレージの空き容量が十分でないと、アプリがスムーズに機能してくれません。 キャッシュファイルの削除によって、アプリが正常に機能するようになるかもしれません。
また、アプリを削除して再インストールしてみるのも良いでしょう。 通常であれば、これでフリーズするアプリの問題は解決します。 ただし、より簡単な方法は、CleanMyMac Xに搭載されているアンインストーラ機能を使って、アプリのリセットを行う事です。 リセットしたアプリは、Macに最初にインストールされた時の状態に戻ります。つまり、全てのキャッシュファイルが削除されるので、再インストールの必要がなくなります。
CleanMyMac Xでアプリのリセットを行う手順は次の通りです:
- CleanMyMac Xを開きます (まだダウンロードしていないのであれば、こちらから無料でダウンロードしてアプリをインストールします)。
- サイドバーからアンインストーラ機能に進みます。
- リセットしたいアプリをControlキーを押しながらクリックして「そのアプリをリセットの対象に選択」を選びます。
- 「リセット」をクリックします。
CleanMyMac Xを初めて開くと、macOSに最初からインストールされているSafari等のアプリが一覧に表示されない場合がある事をご理解ください。 リセット対象としてそれらを選択できるようにするには、メニューバーからCleanMyMac Xをクリックして「設定」を選択します。 次に「除外リスト」>「アンインストーラ」に移動して「システムアプリケーションを無視」の選択を解除します。 これで、Mac上の全てのアプリケーションのリセットが可能になります。
以上です。 今回の記事が、Macで反応しないアプリの強制終了に役立てば幸いです。 定期的にメンテナンスを行うことで、ご利用のコンピューターを最高の状態に保つ事ができます。 また、 CleanMyMac X のようなソフトウェアを利用すると、その管理にも役立ちます。 これを利用すると、アプリのリセットや削除、RAMの解放、システムのクリーンアップ、コンピューターの速度を低下させる起動プログラムの管理、メンテナンスツールによるMacの高速化を行うことができます。 そして日頃のメンテナンスが、Macでのアプリのフリーズ問題の回避に繋がります。
お読み頂きありがとうございます。次の記事にもご期待ください!