近年ではメールはほとんど利用されなくなり、その代わりにメッセージやソーシャルメディアが使われるようになっているというレポートが多くあります。 このようなレポートはあるものの、現在もメールは存在し、最も広く活用されている通信手段の1つです。 しかしながら、メールにおける主な問題の1つは、Macやメールサーバー上でメールが取っている容量です。 テキストだけのメールは非常に小さい容量ですが、特にMac上に大量のメールが存在する場合、画像やその他のメディアが埋め込まれたメールや、大きな添付ファイルが含まれるメールによって、かなりの容量を取られてしまう可能性があります。 この記事では、Macのメールをすべて削除する方法を紹介していきます。

Macのメールを削除する方法

この記事では、Macのメールを一括削除する方法をAppleのメールアプリを例に用いて説明していきますが、ほとんどのメールアプリにおいても原則は同じです。

個別のメールを削除

「メール」のアプリから削除したいメールメッセージを選択して、次のいずれかの操作を行います:

  1. 「削除」を押します。
  2. 「Command + Delete」を押します。
  3. 「編集」メニューをクリックして「削除」を選択します。
  4. メッセージを右クリックするか、Controlキーを押しながらクリックして「ゴミ箱へ移動」を選択します。
  5. 「メッセージ」メニューをクリックして「ゴミ箱へ移動」を選択します。

Macの複数のメールを削除する方法

複数のメールを削除する手順は、個々のメールを削除する手順と似ています。 この違いは、最初に複数のメールのメッセージをCommandキーを押しながらクリックして選択することです。もしもメールボックス内でメッセージが連続しているようであれば、Shiftキーを押しながらメッセージ一覧の最初と最後のメールをクリックして行うこともできます。

削除したいメールを検索

削除したいメールのメッセージが受信トレイや他のフォルダに見当たらない場合には、検索ボックスからメッセージを探すことができます。

  1. 送信者の名前などのキーワードを検索ボックスに入力します。
  2. 表示されたリストに探していた内容があれば、それを選択します。 それがない場合には、Returnキーを押します。
  3. サイドバーから削除したいメールをCommandキーを押しながらクリックして、手順1のいずれかの方法でメールを削除します。

メールのストレージを解放する方法


メールを削除したい目的が、空き容量を増やすことであれば、メール自体ではなく添付ファイルの削除を検討するべきです。 iCloudやGmail等のほとんどのメールアカウントでは、Macから添付ファイルを削除しても、添付ファイルはサーバー上に残ります。 そのため、いつでも再びダウンロードすることができます。 Mac上のすべての添付ファイルを手作業で見つけるのは、非常に時間の掛かる困難な作業です。 しかし、より簡単に行う方法があります。CleanMyMac X の「メールの添付ファイル」機能がそれらを検出してくれます。 その後、それらをすべて一度に削除するか、内容を確認してから自身で削除したいものを選択します。 CleanMyMac Xはこちらから無料でダウンロードできます。ダウンロードをしてインストールしたら、次の手順でメールの添付ファイルを削除します。

  1. CleanMyMac Xを開いて「メールの添付ファイル」機能を選択します。
  2. 「スキャン」をクリックします。
  3. スキャンが終了したら「クリーンアップ」をクリックしてすべての添付ファイルを削除するか「詳細を確認」をクリックして内容を確認します。

ルールを用いてメールを自動的に削除

メールアプリでは、メールのメッセージに対して、指定した条件に基づいてアクションを行うルールを作成することができます。 実行できるアクションの1つに、メッセージの削除があります。

  1. メールアプリのメニューから「ルール」をクリックして「設定」を選択します。
  2. 「ルールを追加」をクリックして、そのルールに名前を付けます。
  3. ルールを適用する条件を設定します。 例えば、特定の送信者からのメッセージなどです。
  4. 「以下の操作を実行」のメニューから「メッセージを削除」を選択して「OK」をクリックします。

スマートメールボックスを使うことで、削除対象のメールを集めることもできます。

  1. 「メールボックス」のメニューをクリックして「新規スマートメールボックス」を選択します。それに名前を付けます。
  2. スマートメールボックスに表示されるメッセージが最初に満たす必要のある条件を設定します。例えば、送信者のメールアドレス等です。
  3. 必要であれば条件を追加して、メッセージが設定した条件のいずれか、もしくはすべてを満たす必要があるかを選択します。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. サイドバーから「スマートメールボックス」を選択します。
  6. 「Command + A」をクリックして、スマートメールボックス内のすべてのメッセージを選択します。
  7. 手順1のいずれかの方法を使って、メッセージを削除します。

メールのメッセージを完全に削除

メールアプリ内のメッセージを削除すると、メッセージは「ゴミ箱」フォルダに移動します。 自身がアカウントに設定しているルールに基づき、メッセージは「ゴミ箱」フォルダから削除されます。 このルールは、次の手順で変更する事ができます:

  1. メニューバーの「メール」をクリックして「設定」を選択します。
  2. 「アカウント」を選択して、ルールを変更するアカウントを選びます。
  3. 「削除したメッセージを完全に消去」の下のメニューをクリックして、オプションから選択します。

すでにゴミ箱に入っているメッセージを完全に消去するには「メールボックス」のメニューをクリックして「削除済み項目を消去」を選択し、メッセージを削除するアカウントを選択します。

ダウンロードを自動的に削除

ダウンロードした添付ファイルを削除するタイミングや方法を、メールアプリに指定することができます。

  1. 「メール」のメニューをクリックして「設定」を選択します。
  2. 「一般」から「未変更の添付ファイルの消去」の横のメニューをクリックします。
  3. 希望のオプションを選択します。
  4. 「設定」を終了します。

すべてのメールを削除

Mac上のすべてのメールのメッセージを削除したい場合は、受信トレイから順番に各フォルダを選択して「Command + A」を押してすべてのメッセージを選択し、手順1のいずれかの方法で選択したメッセージの削除を行います。 MacBook上のすべてのメールを最も簡単に削除する方法は「Command + A」を押してから「削除」を実行することです。 もし気が変わった場合は「Command + Z」を押して削除を取り消すことができます。

多くの人はメールの削除を行うことはありません。 すべてのメールを受信トレイに保管し、特に整理をすることもないので、それらは次第に溜まっていきます。 ほとんどの場合において、それは特に問題ではありません。 しかしながら、Macの一部のメールや全てのメールを削除する必要がある場合があります。 上記の手順を行うことで、削除したいメールのメッセージや添付ファイルを見つけて、Macから取り除くことができます。