私たちにとってSpotlightは欠かせないツールです… 正常に機能していればの話ですが。 なぜなら、たまに思いどおりに動作しないことがあるからです。 そのような状態であれば、この記事を読み進めてください。Spotlightインデックスを再構築して、本来の快適な状態に戻す方法を紹介します。
また、Spotlightが正しくインデックスを作成していない場合や、インデックス作成を完全に停止したい場合の方法についても説明していきます。
Spotlightの機能とは?
SpotlightはMacでも特に優れた機能のひとつで、キーワードを入力するだけで、ファイル、フォルダ、書類、アプリなどをひとつの場所からすばやく検索できる機能です。 これはシステム上のディスクとファイルの情報をインデックス化したデータベースとして保存しているので、高速、シンプル、かつ効率的に項目を見つけ出すことができます。
Spotlightインデックスの再構築:手作業による方法
Spotlightのインデックス再構築は、難しい作業のように感じますが、実際にMacにとっては負荷の大きなプロセスです。 作業自体はとてもシンプルです:
- 「システム設定」>「Spotlight」に進んで「検索のプライバシー」をクリックします。
- 「プライバシー」のタブで「+」ボタンをクリックして、Macの起動ディスク (通常は「Macintosh HD」) を追加します。 もしくは、デスクトップからディスクを「プライバシー」のタブにドラッグすることもできます。
- 「本当に除外しますか?」というような確認のポップアップが表示されたら、「OK」をクリックします。
- 次に、「-」ボタンをクリックして、先ほど追加したディスクをプライバシーリストから削除すると、Spotlightがディスクを再構築します。
- Spotlightのアイコンをクリックして、検索の入力を開始します。 Spotlightはインデックス作成の進行状況を示すステータスバーを表示します。 このバーが消えたら、インデックスの再構築は完了です。
また、「ターミナル」からSpotlightのインデックスを再構築することもできます。新しいターミナルウインドウを開いて、以下のコマンドを入力して「Return」キーを押します:
sudo mdutil -i on /
Spotlightインデックスの再構築:簡単な方法
「プライバシー設定」や「ターミナル」を触らずに、簡単かつ安全にSpotlightを正常に戻す方法もあります。それは、 CleanMyMacの使用です。 このアプリは、数クリックするだけでSpotlightのインデックスを再構築できる便利な「パフォーマンス」機能を搭載しています。
Spotlightインデックスの再構築手順はこちらです:
- CleanMyMacの無料トライアルに登録します。
- 「パフォーマンス」>「スキャン」>「すべてのタスクを表示」をクリックします。
- 「Spotlightのインデックスを再作成」を選択して「実行」をクリックします。
これだけで完了です! あとはこのツールによる処理が終わるのを待つだけです。
MacでSpotlightを無効にする方法
Spotlightが役に立つというよりも邪魔になっているようであれば、完全に無効にするか、特定の項目だけをインデックスの対象外に設定できます。
Spotlightをオフにするには「ユーティリティ」から「ターミナル」に進んで、次のコマンドを入力します:
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.metadata.mds.plist
「Return」キーを押せば、もうSpotlightによる負担はなくなります。
またSpotlightを使いたくなったら、以下のコマンドで再び起動することができます:
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.metadata.mds.plist
特定の項目をSpotlightのインデックスから除外したい場合には、「システム設定」>「Spotlight」に進んで、インデックスしたくない項目をオフにします。
Spotlightのインデックス再構築はリソースを大量に消費するタスクであり、このプロセス中はシステムのパフォーマンスが大幅に低下します。 そのため、急ぎの作業などがないときにこの処理を行うのが得策です。 再構築の作業は、年に数回行う必要がある可能性があるため、 CleanMyMac のようなツールは使用する価値があります。
それではまた! 次回もご期待ください!