iCloudからは消さずにMacBookから写真を削除する方法

写真の保存、共有、編集、同期を行うAppleのツールは、長年にわたって数多くの変更が実装されているので、最新の状況を把握するのは難しいかもしれません。 iPhotoやApertureであったり、最近の写真を同期できるフォトストリームや、写真アプリやiCloud写真に至るまで、変わったのは名前だけではありません。 CleanMyMacの無料トライアルを開始して、キレイで安全かつ生産性の高いMacの性能の違いを体感しましょう。また、Macの一般的な問題に対する最適な解決策については、以下をご覧ください。しかしながら、iPhoneで定期的に写真を撮影していて、それがMacの容量を消費していることに気付いた場合には、それらの写真をiCloudからは削除せずにMacから取り除く方法が知りたくなるかもしれません。ここでは、その方法を説明していきます。

iCloud写真とは

iCloud写真は、iPhoneやiPadで撮影した写真 (またはMacのスクリーンショット) をすべてのデバイスに表示できるようにする同期ツールです。これは、自力で転送する必要がなくなるので、通常であれば非常に役立つものです。ただし、写真アプリをほとんど使用しない場合であっても、写真がMacの多くの容量を取ってしまう可能性もあります。とはいえ、Appleは写真の同期方法をコントロールできるオプションをいくつか提供しているので、それらを使うことでMacで写真が占める容量を最小限に抑えることが可能です。

写真を削除せずにMacの空き容量を増やす方法

Macから写真を削除したい理由が起動ディスクの空き容量を解放することであれば、他にも方法があります。たとえば、Macを使っていると、驚くほどの速さでジャンクファイルが蓄積していくことを知っていますか？これらのジャンクファイルには、自動的に削除されるはずだったものの削除されなかった一時ファイル、キャッシュファイル、削除したアプリケーションによって残されたファイル、そして不要な言語ファイルなどが含まれます。

空き容量を解放するもう1つの優れた方法は、Mac上の大きなファイルであったり、長期間開いていないファイルを外付けドライブに移動することです。これらすべてのファイルを自力で探して移動するのは、時間と手間の掛かる作業です。ただし、自力で行う必要はありません。

CleanMyMacの「クリーンアップ」と「不要データ」のツールが代わりにそれを行ってくれます。これらのツールは、Mac上のすべてのジャンクファイル、大きなファイル、古いファイル、重複ファイル、類似画像などを探し出し、それらをワンクリックで削除したり、検出されたファイルをチェックして削除対象を選択できるようにします。CleanMyMacの無料トライアルを開始して、実際にお試しください。こちらがその手順です：

CleanMyMacを開きます。
サイドバーの「クリーンアップ」から「スキャン」をクリックします。「確認」をクリックすると削除対象のファイルを選択でき、そのまま「削除」をクリックすると、アプリによってスマートに選択されたファイルが削除されます。
次に「不要データ」>「スキャン」に移動します。
「すべてのファイルを確認」をクリックして、削除したいファイルを選択して「削除」をクリックします。

iCloudから消さずにMacからすべての写真を削除する方法

iCloudから消さずにMacから写真を削除する方法は複数あるので、すべての方法を紹介していきます。最初に紹介する2つの方法では、Macから写真を完全に削除します。 3つ目の方法では、低画質のバージョンが保持されますが、高画質の写真を削除することによって空き容量を解放できます。そして必要次第で高画質のバージョンをダウンロードできます。

1. 同期を解除

1つ目の方法は同期をオフにすることです。その方法はこちらです：

Appleメニューをクリックして「システム設定」を選択し、サイドバーから自身の名前をクリックします。
「iCloud」を選択します。
「写真」をクリックします。
「このMacを同期」をオフにして、システム設定を終了します。

これで同期がオフになり、Macの写真アプリにおいて行った変更はiCloudと同期されなくなるので、写真を安全に削除できるようになります。

「写真」アプリを開きます。
「編集」メニューをクリックして「すべてを選択」を選択するか「Command + A」を押します。
「削除」をクリックするか、写真を右クリックして「‘xxxxx’枚の写真を削除」を選択します。
サイドバーの「最近削除した項目」をクリックして、要求された場合はパスワードかTouch IDで認証します。
ウィンドウの右上隅の「すべてを削除」をクリックします。

2. 写真ライブラリを移動

2つ目の方法は、写真ライブラリを外部ディスクに移動することです。その後で、iCloudとの同期を続行できますが、写真はMacのハードドライブには残りません。 Macで写真アプリを使いたい場合には、外付けドライブを接続するだけです。しかしながら、ドライブが接続されていない状態では写真アプリを使わないことが重要になります。その理由は、Macは新しい写真ライブラリを作成し、iCloudと同期してしまうためです。

写真ライブラリ用に十分な空き容量がある外付けUSBやThunderboltドライブを使用して、APFSかmacOS拡張 (ジャーナリング) としてフォーマットされていることを確認します。
そのドライブをMacに接続します。
「ホーム」フォルダの「ピクチャ」フォルダ (もしくは写真ライブラリが保存されている場所) に移動します。
そこから写真ライブラリを外付けドライブにドラッグします。
コピーが完了したら、元の写真ライブラリをゴミ箱に入れて空にします。
Optionキーを押しながら、Dockの「写真」アプリをクリックして開きます。
プロンプトが表示されたら、外部ディスク上のフォトライブラリを選択します。
写真アプリが開いてライブラリが表示されたら「写真」メニューをクリックして「設定」を選択します。
「一般」の欄から「システム写真ライブラリとして使用」をクリックします。そのボタンがグレー表示されている場合、ライブラリはすでにシステムライブラリとして指定されています。

これで、写真アプリを開くたびに、そのライブラリが開いてiCloudと同期されるようになります。ただし、これで写真はMacに保存されなくなります。

3. Macのスペースを最適化

この方法では、Macから写真が削除されるわけではありませんが、高画質バージョンは削除されて、低画質のコピーのみが残ります。これにより、Mac上から多くの空き容量が解放されるので、ライブラリを外部ディスクに移動せずに写真アプリを引き続き使用できるようになります。そして編集が必要な場合には、高画質バージョンをダウンロードできます。こちらがそれを行う方法です：

写真アプリを開いて、メニューから「設定」を選択します。
「iCloud」のタブに進みます。
「Macのストレージを最適化」を選択します。
「設定」を終了します。

写真ライブラリは、Mac上で多くの容量を取る可能性があるものです。その容量を解放したいのであれば、iCloudからではなくMacBookからすべての写真を削除する方法を知っておくと便利です。上記の手順に従うか、容量を空けるための他のいずれかの選択肢をお試しください。