MacでChromeの問題を解決する方法

30億人以上のユーザーを持つGoogle Chromeは、ブラウザの定番ですが、あなたがこの記事を読んでいる理由は、恐らくChromeの調子が少しおかしくなってしまったからでしょう。 Chromeの動作が遅かったり、クラッシュしたり、フリーズしたり、読み込みができなかったりしますか? もしくは、ブラウザの動作が日に日に遅くなっていませんか?

このようなChromeの問題を経験されている方は、これは読むべき内容です。 まるでGoogleに嫌われているかのようにChromeがMacで円滑に機能しない場合の、よくあるトラブルシューティングと解決方法をご紹介します。

遅いのはMac?それともChrome?


Chromeは独立した存在ではなく、Macのシステムの一部です。 そのため、Chromeの事を考える前に、まずはmacOSに問題がないかをご確認ください。 簡単な例として、古いシステムキャッシュが原因で、Chromeのプラグインがクラッシュしている可能性があります。 もしくは、Macの空き容量が不足していたりしませんか?

まずはMacOSのクリーンアップを行うと良いでしょう。 CleanMyMac X は、全てのフォルダの不要であったり、競合するファイルを検出して削除できるので、このような問題への対処には最適なアプリです。 CleanMyMac Xを使えば、2分程度でMacをクリーニングする事ができます。その方法はこちらです:

  1. ここから無料でCleanMyMac Xをダウンロード — これはApple公証を受けているアプリなので、心配は要りません。
  2. アプリをインストールして起動します。
  3. 「スキャン」をクリックします。
  4. スキャンが完了したら「実行」をクリックして不要ファイルを削除し、システムの周囲に潜んでいる可能性のあるウイルスを取り除き、Macを最適化して高速化する為のタスクを実行します。

Macで最も一般的なGoogle Chromeの問題を解決する方法

Chromeの問題のトラブルシューティングは、それほど複雑ではありません。 以下の手順を1つずつ実行するだけです。

Chromeの問題を解決する準備ができたら、さっそく始めましょう!

1. Chromeのバッテリー消費が激しい

Chromeは、他のブラウザよりもMacのCPUを多く使用することで、高速なパフォーマンスを実現することで知られています。 しかし、CPUの使用量が多いということは、それだけバッテリーの消費も激しいということです。 外出先でMacBookを使用する場合、これが大きな問題になる可能性があります。 バッテリーが完全に切れてしまい、Macが使えなくなってしまえば、せっかくのパフォーマンスも台無しですよね?

Macのバッテリー駆動時間を重視するなら、大きな助けとなる簡単な方法があります。 多くの場合、タブや拡張機能がリソースを占有し、それだけでバッテリーを消費していることがあります。

以下の手順で、問題のあるサイトや拡張機能を見つけてみましょう:

  1. Chromeを開いて、上部のメニューから「ウィンドウ」を選択します。
  2. 「タスクマネージャ」をクリックします。
  3. タスクマネージャから「メモリ使用量」の列をクリックして並べ替えます。

これでChromeで最もメモリを消費しているサイトや拡張機能を特定できるようになります。 これらのサイトは閲覧できますが、そのタブを開いたままにしない方が良いでしょう。 また、メモリを大量に消費するサイトでなくても、タブをたくさん開いているとバッテリーを消費する可能性がある事を覚えておきましょう。

リソースを消費する不要なタブを閉じれば、バッテリーの充電時間は改善されるはずです。

2. Chromeの動作が遅い

お使いのMacのChromeで、まるで沼の中をブラウジングしているような遅い感覚に陥ったことはありませんか? ブラウザの速度が低下している場合は、これを修正するタイミングです。

Google Chromeの動作が遅い原因は何でしょうか? Chromeは多くのリソースを消費し、特にCPUに負荷が掛かる事を前述しました。 Mac自体に処理リソースがある場合、Chromeは高速ですが、処理リソースに限りがあって、Macが提供できる以上のリソースをChromeが要求している場合には、動作が遅くなってしまいます。

前のセクションのヒントが大いに役立ちますが、それでも遅さを感じる場合は、他の修正方法を頼ることができます。

まず、キャッシュに注目しましょう。 Chromeはウェブブラウジングのデータをたくさん保存しています。 処理速度を上げるのに最初は役立ちますが、特にMacの容量やメモリが不足しているようであれば、キャッシュによってChromeの余力が圧迫されてしまいます。

MacでChromeのキャッシュを手作業で削除する方法はこちらです:

  1. Chromeを起動して、上部メニューから「Chrome」を選択します。
  2. 「閲覧履歴を消去」 を選択します。
  3. 履歴、キャッシュ、Cookie、その他の削除したいブラウザデータを確認します。
  4. 「データを削除」をクリックします。

繰り返しになりますが、キャッシュ、クッキー、ブラウザの履歴、自動入力フォームのデータなど、いろいろなものを消去する方法があります。 無料版の CleanMyMac X でそれを行う事ができます。 Chromeの速度を低下させているキャッシュだけでなく、プライバシーやセキュリティも管理する上で、これ以上簡単な方法はないでしょう。

Chromeのキャッシュや閲覧履歴をCleanMyMac Xで削除する方法:

  1. 無料で CleanMyMac Xを ダウンロードして開きます。
  2. 「プライバシー」のタブから「Chrome」を選択します。
  3. 消去したいものを選択します。

また、CleanMyMac Xのシステムジャンク削除機能 は、Chromeのキャッシュファイルを削除するだけでなく、システムの遅延につながる「一時ファイル」も取り除く事ができます。これで、ブラウザの速度が少し改善する事でしょう。

3. MacでChromeが大量のリソースを消費する

「Chromeが多くのリソースを消費しています」という通知は、コンピューターのメモリが過負荷になっている一般的な兆候かもしれません。「アクティビティモニタ」を開いて、メモリ消費の大きな項目を閉じてみましょう。

  1. Launchpadを開いて、検索バーに「アクティビティモニタ」と入力します。
  2. エネルギー別で並び替えて[x]ボタンでプロセスを終了します。

バックグラウンド同期を無効にする

もう一つ、役立つかもしれない設定があります。残念ながら、この設定はChromeの環境設定の奥深くに埋もれてしまっていますが、多くのユーザーから、Chromeによるエネルギー消費を大幅に削減できたとの報告があります。

  1. Chromeを起動して、右上の3つの点のアイコンの「設定」に移動します。
  2. 「プライバシーとセキュリティ」>「サイトの設定」を選択します。
  3. スクロールダウンして「バックグラウンド同期」をクリックします。
  4. バックグラウンド同期を無効にします。

つまりどういうことでしょうか?これはウェブサイトとMacとの通信を (そのサイトを去った後も) 停止するものです。なぜデフォルトで有効になっていたのかは、また別の問題です。

4. Chromeがフリーズし続ける

あなたのブラウザは動作が遅いだけでなく、フリーズし続けてしまいますか?回転するカーソルがしばらく表示されていたりしませんか?これは、Webブラウザの使用を続けていると起こる、ごく普通のトラブルです。そして、これはブラウザキャッシュの問題に関連している可能性があります。

Chromeのキャッシュを削除する方法はすでにお伝えしましたので、前のセクションに戻って、簡単な方法で行うか、手作業で行うか、ご自身に合ったやり方を選んでみましょう。うまくいけば、これで回転するビーチボールを取り除き、フリーズの問題を解決することができます。

他の方法もお試しください:

  • 全てのタブを閉じる.
  • 設定の復元:「設定」>「設定のリセット」
  • すべてのGoogleアカウントからログアウトして、再度ログインします。
  • シークレットウィンドウでブラウズしてみて、解決するかどうか確認してみます。
  • Chromeの再インストールを行います。

Dropbox、Alfred、そして特にGoogle Driveなど、一部のサービスはバックグラウンドで常に自己更新されます。前の手順と同様に、アクティビティモニタを使用して、これらのプロセスを強制終了します。

5. Google Chromeが反応しない

しかし、ブラウザが全く反応せず、キャッシュや閲覧履歴の消去、拡張機能の削除などのメニューを起動できない場合は、Chromeを強制終了してから、再び開いてみます。

Google Chromeを強制終了するには、複数の方法があります。 ここでは、 Macアプリを強制終了する方法 という総合ガイドで、反応しないアプリへの対処法を5つ紹介しています。お好きなものをお選び下さい。

すべてのMacには、目に見えないところで動作しているバックグラウンドプラグインが多数存在します。それらは様々なヘルパー、アップデータ、その他メインアプリケーションをサポートするあらゆるものです。例えば、Chrome自体にもアップデータのアプリがあり、常にサーバーと通信しています。そこでもう一度、アクティビティモニタから、開いているプロセスをスキャンしてみましょう。そこで全てのGoogle関連のものを終了します。

また、ターミナルでRAM (ランダムアクセスメモリ) を解放してみるのも一つの手です。これで、少なくとも一時的にChromeのフリーズが解除されるはずです。

  1. ターミナルアプリを開きます。(Launchpadの検索で見つかります)
  2. ターミナルウィンドウにこちらを貼り付けます: sudo purge 
  3. 「実行」をクリックします。

Chromeの調子が良くなったかチェックします。

6. Google Chromeがクラッシュし続ける

Chromeがフリーズすることはよくあることですが、クラッシュすることはありませんか?それは何かが壊れているサインなので、より大きな問題です。でも、壊れたものはどうすればいいのでしょうか?それを直すことができます!

クラッシュの最も一般的な原因は、Chromeの強みの1つである拡張機能が常に動作する事による副産物でしょう。拡張機能はブラウザをより楽しく、より生産的にしてくれますが、拡張機能の一部が破損したり、Chromeをクラッシュさせるようなバグが発生したりすることがあります。

ここでは、問題のあるChrome拡張機能を見つけるために必要なことを説明します。

ブラウザのアップデート

Chromeが最新のバージョンにアップデートされていることを確認します。新しいアップデートには、Chromeがクラッシュしなくなる修正が含まれている可能性があります。

安全性チェックの実行

最新版のGoogle Chromeには「安全確認」という機能があります。Chromeの「設定」にアクセスし、左のメニューの「プライバシーとセキュリティ」から「安全確認」を選択します。「今すぐ確認」をクリックします。これはブラウザが簡易チェックを行い、Google Chromeが最新で脅威から保護されているかを確認します。

ブラウザの拡張機能を無効にする

それでもうまくいかない場合、または全てがすでに最新の状態である場合は、拡張機能を無効にして、1つずつ有効に戻してみます。そして、特定の拡張機能を再び有効化するまでクラッシュが起きないようであれば、その拡張機能が原因である可能性が高いという事です。

ブラウザの拡張機能を手作業で無効にする方法:

  1. Chromeを開いて「ウィンドウ」>「拡張機能」を選択します。
  2. いくつかの拡張機能を無効にするか「削除」をクリックして完全に削除します。
  3. Chromeを再び起動します。

拡張機能なしでChromeをしばらく使ってみて、クラッシュが再発するまで、徐々にそれぞれの拡張機能を有効状態に戻していきます。原因がわかったら「設定」>「拡張機能」で、その拡張機能の横にあるゴミ箱をクリックします。

CleanMyMac Xを使用すれば、より簡単に拡張機能を管理することができます。他のブラウザの拡張機能も含めて、すべての拡張機能をより簡単に管理する事が可能になり、無効にしたり削除したりする事もできます。

Chromeの拡張機能を無効にする簡単な方法:

  • CleanMyMac Xの「機能拡張」のタブをクリックします。
  • Chromeの拡張機能をクリックして、ご希望の形に無効化します。

7. Chromeが開かない

ここでは、Chromeを修復したい場合に試す事ができる裏ワザをいくつかご紹介します。Chromeが開かない場合に、一番簡単なのはMacを再起動することです。しかし、それは少し面倒に感じるかもしれません。そこで、いくつかの代替策があります:

  • 「Command + Q」の長押しでChromeを終了することができます。
  • 「Option + Command + Esc」で強制終了パネルのウィンドウが開きます。
  • Chromeをアンインストールしてから、再びダウンロードします。

それでも解決しない場合は、Googleフォルダの権限の部分に問題がある可能性があります。

8. Chromeでウェブページが読み込まれない

「エラー」

これは、ウェブページの読み込みに失敗したときに表示されるChromeのカスタムメッセージです。このメッセージやその他の読み込みエラーが発生した場合には、あまり良い気分にならない事でしょう。

Chromeがページを読み込まない原因は様々あり、特定するのは難しいですが、解決方法をチェックリストにまとめました:

  • インターネット接続を確認する。
  • Chromeをアップデートする。
  • Macを再起動する。
  • Chromeの拡張機能を削除する。 (その手順は「Google Chromeがクラッシュし続ける」のセクションをご覧ください)
  • ハードウェアアクセラレーションを無効にする、もしくは再度起動する。

ハードウェアアクセラレーションとは、Macのハードウェアリソースを犠牲にして、Chromeを高速化するものです。しかし、この機能によってクラッシュすることが多くあります。ハードウェアアクセラレーションはこちらから確認できます:

「Chrome」>「設定」>「システム」

それでもウェブページを読み込む事ができない場合は、Chromeのリセットや再インストールが必要な場合があります。次のセクションで、その解決策を説明します。

9. Chromeのアップデートに失敗する

Chromeがアップデートできませんか?MacでChromeのアップデートに失敗して、憤りを感じた経験のあるユーザーも多いはずです。最初のステップは辛抱強く待つだけですが、数日経っても改善しない場合は、Chromeのリセットや再インストールを行うべきかもしれません。

Chromeを手作業でリセットする方法:

  • 「Chrome」から「設定」を開きます。
  • 一番下までスクロールして「設定のリセット」をクリックします。
  • ポップアップの内容を確認して「リセット」をクリックします。
  • Chromeを再度開いてアップデートを試みます。

注意:Chromeをリセットしても、ブックマーク、履歴、保存したパスワードは削除されません。 

CleanMyMac XでChromeをリセットする方法:

手作業でのリセットは少し怖いですが、代替手段として、CleanMyMac Xを利用する事で、データを失うことなくChromeをリセットすることができます。ただし、この場合、キャッシュ、ブラウザ履歴、カスタマイズされた設定、拡張機能などの情報やデータはすべて失われます。CleanMyMac Xのアンインストーラ機能を利用して、Google Chromeをリセットする方法はこちらです:

  • CleanMyMac Xを開きます。
  • 「アンインストーラ」のタブを開いて、リストの中からGoogle Chromeを探します。
  • Chromeアイコンの横にあるドロップダウンメニューから「リセット」をクリックします。

それでもブラウザがアップデートされない場合は、ウェブから最新のインストールファイルのダウンロードを行い、Chromeを再インストールします。

10. Google Chromeが勝手に閉じる

一部のユーザーからは、Google Chromeが勝手に終了するという報告があります。この問題は、明らかな理由もなく予期せず発生することです。ただし、これにも対処法がいくつかあります:

  • アップデートがある場合は、Google Chromeをアップデートします。
  • アップデートしても問題が解決しない場合は、Chromeを再インストールします。(アプリを削除してから再インストールを行いますが、必ず公式のWebサイトからダウンロードするようにしましょう)
  • ステップ2で説明した手順に沿って、キャッシュをクリアします。
  • すべての拡張機能を無効にしてから、1つずつ有効にして、問題が発生するかの確認を行います。
  • アップデートが利用可能であれば「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」に移動して、画面上の指示に従ってmacOSのバージョンのアップデートを行います。
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How to setup Chrome

以上です。これらの修正によって、今まで以上にネットサーフィンが快適になるはずです。Chromeのクラッシュのような抜本的な問題も、ちょっとしたノウハウと CleanMyMac Xのような便利なアプリで解決できます。

お読み頂きありがとうございます。次の記事にもご期待ください!

    CleanMyMac X

    あなたのMacを。新品同様に。