Xcodeは、Appleが開発しているiOSおよびmacOSアプリ開発のための開発者用ツールキットです Xcodeは開発者にとって最高のツールの1つですが、そこで作られるプロジェクトはMacのハードディスクの多くのスペースを占拠します。
また、大量の「一時的な」キャッシュファイルを生成し、それは時間とともに増大していくため、スペースの無駄遣いとなってしまうことも少なくありません。 単に容量を浪費するだけでなく、この不要ファイルはXcodeの速度を低下させ、時にはクラッシュにつながります。
このような場合、Xcodeを新しくインストールする前に、古いキャッシュファイルやアプリ自体を完全に削除することで、Xcodeをきれいにすることをお勧めしています。
Xcodeのアンインストールを自力でできると思っている方は考え直してみてください。 通常のアンインストール手順、すべてのキャッシュや不要ファイルを削除することはできません。
正直にいうと、Xcodeを削除する際、アイコンをゴミ箱に移動させるだけではダメです。 これは、Xcodeアプリを完全にアンインストールするのではなく、その一部だけをアンインストールしているからです。 キャッシュ、サポートファイル、古いビルドの履歴などは、複数のディレクトリやライブラリとしてドライブに残ります。
でも心配することはありません。私たちは、安全に、そしてXcodeをあなたのMacから完全に削除する方法をお教えします。
Xcodeを手動でアンインストールする方法
もし自分の手を汚して解決したい人なら、この部分を読むのは正しいでしょう:
手動でファイルを削除するには、いくつかのリスクが伴います。 手動でアプリを削除することで発生するエラーもあります。 しかし、それに関しては自己責任でお願いします。
もしチャレンジしたいのであれば、そのまま続けてください。 より安全な方法をご希望の場合は、このセクションは飛ばしてください。
それでは、Xcodeを手作業でMacから削除する方法を説明します:
- アプリケーションフォルダを開きます。
- Xcode をゴミ箱に移動しましょう。
- ゴミ箱を空にしてください。
これにより、アプリの主要部分が削除されます。 それでは残りのXcode ファイルの削除を行なっていきましょう。
- Finderを開きます。
- 上のメニューで、移動を選択します。
- フォルダへ移動... を選択します
- 以下の場所を貼り付けて、移動をクリックしましょう:
~/Library/Developer/
- Developer フォルタを見つけましょう。
- それを削除してください。
Xcodeの以前のバージョン、例えばXcode バージョン7や8をインストール済み場合、それらは至る所にフィイルを残しています。 これらの古いXcode の不要ファイルを削除するには、以下の手順を実行しましょう:
- ターミナルを開きます。
- 以下を実行しましょう:
sudo /Developer/Library/uninstall-devtools --mode=all
- 管理者パスワードを入力して承認しましょう。
- スクリプトの実行が終了するまで待ちましょう。
- ターミナルを終了しましょう。
あとは、Xcodeのアプリケーションキャッシュを削除するのみです。 アプリのバージョンによっては、パージした後も残っているので、そのディレクトリにアクセスして、ファイルが保存されていないことを確認してください。
~/Library/Caches/com.apple.dt.Xcode
何かファイルがあれば、そのフォルダを削除しましょう。
Xcodeの関連ファイルを削除した後にアプリケーションを再インストールすると、より高速なMac での体験を楽しむことができます。 また、ハードディスクの空き容量も増えるので、自由に使えるようになります。
古いXcodeのビルドファイルをすばやく削除する方法
手動で行う方法は危険で複雑だとお考えの方に、古いXcodeのビルドファイルを削除するもっと良い方法をご紹介します。 CleanMyMac X のようなアンインストーラアプリをダウンロードすれば、面倒なことをせずに解決できます。
以下の手順に従って、古いXcodeのビルドファイルを簡単に削除してみましょう。
- CleanMyMac Xを起動します。
- システムジャンクに移動し、スキャンをクリックします。
- スキャンが終了したら、「詳細を確認」をクリックしましょう。
- Xcodeファイルのみを消去したい場合は、開始する前に「すべて選択解除」をクリックします。
- 次にXcode ジャンクをクリックします。
- もう使わない古いiOS シミュレータ、Xcode デバイスデータ、そして古いキャッシュファイルを選択しましょう。
- スキャンをクリックしましょう。
上の例では15GBもの無駄なファイルが削除できました。 数分の作業にしては効率が良いと思いませんか? もっと良い方法があります!
Xcodeを素早く削除する方法
XcodeのないMacを手に入れる最速の方法は、 CleanMyMac Xを無料でダウンロードし 、その アンインストールツールを使用することです。 この方法なら、すべてのプロセスが数分しかかからず、残ったファイルについて心配したり、手動削除で間違ったものを削除したりする必要がありません。
以下の方法で解決できます:
- CleanMyMac Xを起動します。
- アンインストーラに移動します。
- リストでXcodeを見つけ、それを選択します。
- 「アンインストール」をクリックします。
さて、キャッシュや、不要ファイルの問題を解決していきましょう:
- システムジャンク機能を選択します。
- スキャンを実行します。
- 詳細を確認しましょう。
- 一番下までスクロールして、Xcodeのジャンクを選択します。
- 削除をクリックします。
Xcode の不要なファイルを削除することができました
Xcodeを完全にアンインストールしたい場合や、古いXcodeの不要ファイルを取り除くのも、重要なのは何かしらの行動を起こすことです。 より多くのストレージスペースを確保し、より軽く、よりクリーンなMacにしてあげることで、速いXcodeを体験することができます。
手動で行う方法でも、CleanMyMacをしようして安全に行う方法でもどちらでも良いですが、行動を起こしたもの勝ちです!