より速く読み込むために、アプリは一時ファイルを必要とします。 しかし、多くのアプリを使用していると、知らないうちに大量のキャッシュファイルや一時ファイルが保存されている可能性があります。 やがて、それらは容量を圧迫するだけでなく、Macの動作が遅くなる原因にもなります。 では、どのように対処すればよいのでしょうか? この記事では、一時ファイルを削除する方法に加えて、Macの空き容量を増やすための便利なヒントも紹介します。 それではご覧ください!

一時ファイルとは

キャッシュファイルと一時ファイルには、Cookie (クッキー) やパスワード、Webブラウザーのキャッシュや履歴、メッセージングキャッシュフォルダ、一部完了したダウンロード、アプリの一時ファイルとフォルダ等、Macの容量を取る全てのものが含まれます。 以下の表で詳細を確認しましょう。

ブラウザのCookieブラウザが、訪問したウェブサイトから受け取るデータで、そのウェブサイトを再び開いたときに、より便利に、そして早く動作する用に使われます。
古いシステムログシステムの活動に関する情報を含む古いログファイルのことです。
アプリケーションキャッシュアプリで一度使ったことのあるデータを保存しておくことで、同じ作業を再度繰り返さず、高速化するために使用されます。
ドキュメントの編集段階のバージョン定期的に一時保存されるドキュメントの編集情報

一時ファイルの保存される場所

Macでは、一時ファイルは特定のフォルダに保存されます。 その場所を特定するには、まず起動しているアプリをすべて終了する必要があります。 次にFinder から「移動」→「フォルダに移動」を選択し、以下のファイルパスを貼り付けます: ~/Library/Caches/ この処理ですべての一時ファイルが表示されます。

一時ファイルを削除するメリット
ご存知でしたか?

とあるRedditユーザーは、自身のMacに2.7TBもの一時ファイルがあったと語っています。 これだけのストレージ容量のあるMacBookを持っている人は少ないので、通常であればこのような状況は考えにくいですが、最大250GB程の一時ファイルが存在することはよくあります。

一時ファイルを自動的に削除する方法

不要な一時ファイルやキャッシュファイルを消去する事で、使用可能なハードドライブの容量が増え、Mac全体のパフォーマンス改善と速度向上が期待できます。 

これを行うには2つの方法があり、以下で説明する手作業で行う方法と、CleanMyMacのような時短ツールを使う方法があります。 このスマートなクリーナーアプリは専用の「クリーンアップ」機能を搭載しており、これは不要なファイルを素早く見つけて数クリックで削除することができます。 CleanMyMacは、削除しても安全なファイルのみを事前に選択するので、macOSの正常な動作に不可欠なファイルをゴミ箱に捨ててしまうリスクはありません。

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  2. アプリをインストールして開いたら、サイドバーの「クリーンアップ」機能に進みます。
    アプリをインストールして開いたら、サイドバーの「クリーンアップ」機能に進みます
  3. 「スキャン」をクリックします。
  4. スキャンが完了したら、削除対象として選択されたファイルを確認するか「クリーンアップ」をクリックして一時ファイルやその他のジャンクを削除します。

開発者によると、このアプリは平均的なMacから最大74GBの不要データを削除します。 その容量のほとんどはシステムジャンクであり、それらは一時ファイルやキャッシュです。 一時ファイルやキャッシュデータが多すぎる場合には、その部分が強調表示されるので、安全に全てを削除することができ、時間と容量を節約することができます。 キャッシュファイルやデータを消去する為のもう1つの方法は、ファイルを手作業でチェックしていく事です。 その手順は以下の通りです。

CleanMyMacを使うメリット

  • 「クリーンアップ」機能を使って不要ファイルを削除するのにかかる時間の平均は12秒で、その内訳はスキャンに6秒、クリーンアップに6秒です。
  • 不要ファイルの削除に加えて、「不要データ」機能を使えば、重複ファイルや類似画像も削除できます。平均的なユーザーは、初めてのスキャン時に、重複ファイルを4件、類似画像を5件削除しています。
  • Macを保護して最適化するためのツールも搭載しています。平均的なユーザーは、初めてのスキャン時に1件のウイルスを検出して削除し、4件のメンテナンスタスクを実行しています。

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一時ファイルを手作業で削除する方法

始める前に、必ずMacのバックアップを行って下さい。 Time MachineやiCloud、サードパーティのハードドライブやクラウドストレージシステムのいずれをご利用の場合でも、全てがバックアップされている事をご確認下さい。 それでは必要な手順を紹介していきます。

システム一時ファイルを削除する

  1. 開いているアクティブなアプリを全て終了、もしくは閉じます。これが確実に実行されるように、正常に閉じられていないアプリは強制終了します。その方法で閉じる必要のある全てのアプリは、キャッシュの消去によるメリットが期待できます。
  2. Finderに移動します。
  3. 「Shift-Command-G」キーを押して、「フォルダに移動」メニューをクリックします。
  4. ~/Library/Caches と入力し、移動をクリックします。 
    システム一時ファイルを削除する
  5. これにより、Macに保存されているキャッシュと一時ファイルの全範囲が表示されます。ゴミ箱に入れる前に、削除したいファイルが間違いない事をご確認下さい。
  6. キャッシュフォルダをゴミ箱に入れるには、右クリックで”ゴミ箱に移動”を選択するか、フォルダをゴミ箱にドラッグ&ドロップします。
  7. 他のファイルと同じ流れでゴミ箱を空にして、それらのファイルをMacから消去します。

典型的なキャッシュファイルは、次のようなものです: "com.apple.iTunes "


ブラウザキャッシュの削除

全てを削除する場合を除いて、一部のアプリでは設定から同様の変更を加えることができます。 全てのWebブラウザでは、キャッシュやCookie、保存されたパスワードやブラウザ履歴の消去が可能です。この方法を使えば、数ギガバイトの空き容量を確保 (初めてキャッシュを削除する場合) できる可能性があります。

Safariのキャッシュを消去する方法:

こちらがSafariでキャッシュを削除する方法です:

  1. Safariを開き、「Safariの設定」(Command+コンマ) を開きます。
  2. 「詳細設定」タブから「Web開発者向け機能を表示」もしくは「“開発”メニューを表示」のオプション (macOSのバージョン次第で表示が異なる) の横のチェックボックスを選択します 。 
    Safariのキャッシュを消去する方法
  3. そして、「開発」メニューをクリックし、「キャッシュを空にする」を選択します。
キャッシュを空にする

Chromeのキャッシュを消去する方法:

Chromeの場合は、少し手順が異なります:

  1. Chrome を起動し、「設定」を開きます(アドレスバーに「chrome://settings/」と入力することもできます)
  2. 「プライバシーとセキュリティ」に進んで「閲覧履歴データを削除」を選択します。
  3. 「時間範囲」を設定し、「キャッシュされた画像とファイル」が選択されていることを確認します。
  4. 「このデバイスから削除」をクリックします。
Chromeのキャッシュを消去する方法
ブラウザキャッシュの削除による影響

ブラウザキャッシュを削除すると、サイトの設定、Webサイトの要素、保存された認証情報が削除されます。 つまり、ログインしていたすべてのWebサイトからログアウトされます。 それ以外では、Webサイトの読み込みに時間がかかる場合があります。 保存済みのパスワード、ダウンロードしたファイル、ブラウザの拡張機能、ブラウザの設定、ブックマークなどはそのまま保持されます。

Macを再起動する

一時ファイル、Cookie、キャッシュを安全に削除するもう一つの方法は、Macを再起動することです。 何日間もスリープモード→起動を繰り返してMacを使用していると、多くのキャッシュがリセットされずに残っています。 そのためMacを再起動することは、Macにとって大きなメリットがあり、よりスムーズに動作するようになるはずです。

Macを再起動する

Macの空き容量を解放するその他の方法

一時ファイルを削除したら、さらなるストレージの空き容量を取り戻すためにできることがいくつかあります。 まずは、どの項目が容量を消費しているかを確認する方法を簡単におさらいします:

  1. 「システム設定」>「一般」>「ストレージ」に進みます。
  2. カラフルなグラフが読み込まれるまで待ち、どの項目が容量を使用しているかを確認します。
  3. その下に表示されるカテゴリも確認し、容量を多く消費している項目の詳細を把握します。
System Preferences - macOS Storage settings showing Macintosh HD usage breakdown and storage optimization recommendations

ここから、空き容量を増やすためにいくつかできる操作があります:

  • おすすめ項目に適したものがあれば有効にします。
  • 特定のカテゴリの横の「i」をクリックして、不要な項目を削除します。 「iOSファイル」を確認し、古いiOSバックアップを削除します。 また、「メッセージ」の添付ファイルも削除します。
特定のカテゴリの横の「i」をクリックして、不要な項目を削除します


「システム設定」での作業が終わったら、新しいFinderウインドウを開き、追加でいくつかの場所も確認します:

📌 /Library/Logs/private/var/log から古いログファイルを削除 (ファイルのみ削除して、オペレーティングシステムの整合性を損なわぬよう、フォルダやサブフォルダは消さない)

📌 「ダウンロード」フォルダと「書類」フォルダでは不要になったファイルを削除し、「アプリケーション」フォルダでは使っていないアプリを削除 (サイズで並べ替えると、容量の大きいファイルを見つけやすくなります)

「ダウンロード」フォルダと「書類」フォルダでは不要になったファイルを削除し

メディアファイルも忘れずに確認します。何も削除したくない場合は、あまり開くことのない項目を外付けドライブやクラウドストレージに移動することを検討するべきです。

古いTime Machineのバックアップやローカルスナップショットを削除するのも有効です。 それらの管理方法については、こちらのガイドから詳細を確認できます。

ターミナルの操作に慣れている方は、いくつかのコマンドを実行して空き容量を確保し、一時ファイルを削除できます:

  • ファイルを削除:rm
  • 管理者パスワードを入力してDNSキャッシュを消去:sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder
  • 削除したいフォルダの場所を続けて入力し、そのフォルダ全体を削除:rmdir
管理者パスワードを入力してDNSキャッシュを消去:sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder

重要:ターミナルでの削除は、即時かつ完全に実行されるものです。つまり、ファイルはゴミ箱に移動されないので、最新のバックアップを使う以外に復元する方法はありません。

Macのお掃除を自動化

Macを簡単にお掃除したい場合は、CleanMyMacをチェックしてみるべきです。 これは、上記のすべての作業をすばやく実行する機能を搭載しています:

  • クリーンアップ機能: システムログ、古いiOSバックアップ、ブラウザキャッシュなどの不要項目を削除
  • セキュリティ保護機能:Cookieやダウンロード履歴、閲覧履歴などのブラウザデータを除去
  • 不要データ機能: 重複ファイル、類似画像、大容量ファイル、古いファイルを検出
  • アプリケーション機能:ワンクリックでアプリを完全にアンインストール
  • パフォーマンス機能:DNSキャッシュを消去して、Time Machineのローカルスナップショットを削除
CleanMyMac - 不要データ機能

全体のストレージ容量の15〜20%を空けておくのが理想です。 これは、Macの最適なパフォーマンスを維持し、ドライブの寿命を延ばすのに役立ちます。

古いシステムファイルは、あらゆるMacのパフォーマンスに影響を及ぼし、最も強力なMacのモデルでさえもこの影響を受けます。 だからこそ、Macのクリーニングソフトウェアが存在するのです。 手作業、もしくは自動でクリーニングを行う事で、Macも感謝してくれる事でしょう。 この記事が役に立つ内容であれば幸いです。 その他のAppleやMacに関するお役立ち記事も是非ご覧ください。

よくある質問

一時ファイルはすべて削除できますか?

一般的には可能です。 ただし、そのようなファイルが保存されている正確な場所を把握している場合に限ります。 また、アプリやmacOSは動作速度を改善する目的で、動作中にこれらのファイルを再生成することを覚えておきましょう。 そのため、3か月に1回程度、定期的に削除する必要があります。

Macのキャッシュ、一時ファイル、ログファイルを削除する最適な方法はありますか?

一時ファイルやログファイルを簡単に削除する方法は3つあります。 1つ目は、CleanMyMacのようなMacクリーナーアプリの「クリーンアップ」機能を使うことです。 サードパーティ製ソフトウェアを使いたくない場合は、Macをたまに再起動するか、セーフモードで起動する方法があります。 どちらの方法でも一部の一時ファイルは削除されますが、すべて削除されるわけではないので、残りのファイルは手動で削除する必要があります。 手動で削除する際のリスクを理解し、まずはMacをバックアップしましょう。

なぜ一時ファイルは溜まるのですか?

主な理由は、アプリやmacOSがこれらの不要になったファイルを削除できないためです。 その原因としては、アプリやmacOSのクラッシュ、不適切なシャットダウン、バックグラウンドで動作中のプロセスなどがあり、これらが自動クリーンアップを妨げることがあります。