Macユーザーなら、マシンに標準搭載されている容量以上の容量が必要になる経験をしたことがある人も多いと思います。 クラウドストレージが普及したとはいえ、容量を増やすには外付けハードディスクやSSDを購入するのが一般的です。 Mac用にフォーマットや最適化された外付けハードディスクを購入することもできますが、Windows用のものに比べて高価になる傾向があります。 しかも選択肢も少ないです。 そのため、外付けハードディスク・ドライブやSSDを購入したら、まず最初に行う必要があるのは最適なフォーマットにすることをお勧めしています。 ディスク・ユーティリティを使ってドライブを再フォーマットするのは難しいことではありませんが、知っておくべき理由があります。それはMacにとって最適なフォーマットは何か?ということです。 今回はその質問に答えていきます。

Macのディスクフォーマットとは?

ディスクをフォーマットするオプションについて説明する前に、ディスクフォーマットの一般的な知識について学んでいきましょう。 フォーマットという単語には主に2つの意味があり、ディスク上のデータの保存形式を決めることを指す場合と、それを行うなための動作を意味する場合です。

お役立ち情報

ディスク容量を空けて空き容量を確保する方法

外付けディスクの購入理由が起動ディスクの容量不足である場合、まずは最大限容量を使えるようにするべきです。 そのためには、システムの不要ファイルを追跡し、古くて大きい無駄なファイルを特定したり、アプリケーションをアンインストールできる専門ツールを使用するのが最も良い方法の1つです。 そんな時におすすめなのは CleanMyMac というソフトです。 このアプリは先ほどあげた項目を全て実現し、起動ディスクの容量をギガバイトから数十ギガバイトも節約してくれます。 これで容量をガッツリ減らすことができたら、新しいディスクが必要ないと感じる場合もあるかもしれません! ここから無料でダウンロードすることができます。




MacOSと互換性のあるディスク形式とは?

Macは、Windowsの古いバージョンで使用されているFATシステム、または追加ソフトウェア使用でNTFSをシステムを読み書きすることができますが、主にMacで使用したいのであれば、これらの使用方法はお勧めしません。 どちらのシステムもmacOSでは完全サポートはされておらず、他の選択肢の方がより多くの選択肢を提供してくれるからです。

Macの標準ファイル・システムは、APFSとHFS+の2つになります。 Mac OS Xの初期バージョンからmacOS Sierraまで何年もの間、HFS+ というファイルシステムがmacOSの標準ファイルシステムで、その当時の問題は、標準フォーマットを使うか、大文字小文字を区別するバージョンや暗号化バージョンを使うか、ということでした。

しかし、現在では、比較的新しいAPFSが登場しています。 APFSは、HFS+の現代版でより柔軟なバージョンだと捉えてもらって問題ないです。 SSD用に設計されていますが、機械式ハードディスクでも同じように動作します。

APFSの主な特徴

  • スナップショット
  • 強力な暗号化
  • スペースの共有
  • 高速なサイズ計算

APFSの主要な特徴の1つであり、Mac OS拡張機能を置き換える理由の1つでもあるのは、APFS形式のディスク上のコンテナが必要に応じて拡大・縮小できることです。 Mac OS拡張ディスクでは、パーティションを作成するとサイズが固定されてしまいます。 その容量は、作成時に割り当てられたものに限定されます。 APFSディスク上のコンテナは、Mac OS拡張ディスク上のパーティションに似てはいるのですが、サイズが固定されていません。 データを格納するために必要に応じて拡張することができるのです。 そして、ディスク上の1つのコンテナが拡大すると、もう1つが勝手に縮小します。

    それぞれのフォーマットの使われ方

    多くの場合、外部ディスクをフォーマットする際にはAPFSの適用を推奨しています。 Mac OS拡張機能でディスクをフォーマットする場合の唯一の理由は、APFSに対応していないmacOSのpre-Sierraバージョン等を使用する予定がある場合です。

    最適なフォーマットとは?

    2種類のフォーマットの違いを説明しましたが、結局どの形式をMacの外部ドライブでどちらを使用するのが最適なのでしょうか? まず、最初に紹介したFATはメリットがあまりないので除外します。 残るのはMac OS 拡張機能(ジャーナリング)かHFS+、またはAPFSになります。 柔軟なコンテナサイズやスナップショット作成機能など、APFSがより優れたフォーマットである理由はいくつかあります。 ただし、すべてのmacOSバージョンと互換性があるわけではありません。 MacOSがAPFSに対応しているバージョンのMacをお持ちの場合、最適なフォーマットはAPFSだといえます。 そうでない場合、またはAPFSに対応していないMacでディスクを使用する予定がある場合は、ディスクをMac OS 拡張機能(ジャーナリング)でフォーマットしましょう。

    そして紹介した2つのフォーマットには、ケースセンシティブ(大文字・小文字を区別)と暗号化というオプションがあります。 ほとんどの人にとっては、関係ないと思うので、無視してもらっても問題ありません。 大文字・小文字の区別が必要な特別なニーズがある場合(例えば、同じ名前のフォルダがたくさんあり、名前が大文字と小文字の違いだけの場合など)、そのオプションを使用しましょう。 また、ディスク上のデータを第三者の目から守る必要がある場合は、暗号化フォーマットを使用する方する方が、サードパーティ製ソフトウェアで保護するよりもお勧めです。

    お使いのMacでフォーマットを行う方法

    1. ディスクをMacに差し込みます。
    2. 「アプリケーション」→「ユーティリティ」と進み、「ディスクユーティリティ」を起動します。
    3. サイドバーで外付けディスクを選択します。
    4. ツールバーの「消去」をクリックします。
    5. ディスクに名前を付け、形式を選択します。
    6. 「消去」をクリックします。

    Macが接続する外付けドライブに最適なフォーマットは、Mac自体に依存します。 最近のMacをお使いの方であれば、AFPSという答えになるでしょう。

    よくある質問

    ディスクフォーマットとはなんですか?

      コンピュータのディスクに適用されるフォーマットという用語は、記憶装置をデータの保存先として使うために、データの保存形式を定めるものです。

      Macにおける最低なフォーマットはなんですか?

      Macで使用するディスクのフォーマットは、ほとんどの場合、APFSが最適です。

      どのようにしてディスクをフォーマットできますか?

      この記事で紹介した手順でディスクユーティリティを起動し、ディスクを消去していきましょう。 ディスクを消去する過程で、ディスクの初期化も行われます。