睡眠に問題を抱えているのは、人間だけではありません。一定期間作業を中断したり、Macを閉じてもいつも通りにMacがスリープ状態にならない場合は、より広い範囲の問題の症状である可能性や、簡単に解決可能な設定の問題の可能性があります。Macがスリープしないことに加えて、予期せぬときにスリープ状態になることも同様に問題です。

このようなMacのスリープに関する問題に直面した人のために、いくつかの解決策をご覧ください。必要なときにMacが起きたり寝たりする事ができるようになるかもしれません。

Macをスリープ状態にする方法

以下の簡単な手順に従うと、Macがスリープモードになるのを妨げる可能性のあるシステム障害をすべて取り除くことができます。

1. ロック画面の設定の確認

まず、ロック画面の設定が必要なものに適しているかを確認します。

  1. 「アップルメニュー()」>「システム設定」を選択します。
  2. 「システム設定」から「ロック画面」に進みます。
  3. そこには「バッテリー駆動時に使用していない場合はディスプレイをオフにする」というオプションがあります。 ポップアップメニューをクリックして設定を調整します。
  4. 同様に「電源アダプタ接続時に使用していない場合はディスプレイをオフにする」オプションの設定を調整します。

次に「システム設定」から「ディスプレイ」に移動します。 ここで「詳細設定」をクリックして「電源アダプタ使用時はディスプレイがオフのときに自動でスリープさせない」というオプションを無効にします。

これらを使うことで、Macがスリープ状態になったり、その状態から起きるタイミングの管理や調整を行うことができます。 さらに「スケジュール」のボタンから、勤務時間などの固定タイマーで起きた状態にしたりスリープ状態にすることもできます。

2. アプリがスリープを妨害していないか確認

次に、アクティビティモニタ内で、Macをシャットダウンしてスリープ状態にする際に、Macを起きたままの状態にする可能性のあるアプリがないかを確認します。 アクティビティモニタには、スリープモードへの移行を防止できる列があります。どのアプリ (ネイティブmacOSかサードパーティ製かを問わず) にも、スリープモードへの移行を防止する列の横にある「はい」にチェックが入っていないことを確認します。

特に作業をしていない間は、スリープモードにするためにもそれらを「終了」しましょう。

3. ドライブ上の不要データの削除

時間の経過とともに、すべてのアプリケーションやmacOS自体も、古いエントリ、キャッシュ、サポートファイルなど、大量にシステムの不要データを作成していきます。 このようにシステムジャンクが管理されずに拡大していくと、ソフトウェアの不具合が発生します。 これにより、コンピュータに「スリープ障害」が発生するリスクになります。

CleanMyMac Xの名前の由来のツールを使って、システムの不要データを削除しましょう。

  1. 無料版のアプリをダウンロードします。
  2. アプリをインストールして「システムジャンク」の機能から「スキャン」>「削除」をクリックするだけです。
  3. Macのスリープが通常の状態に戻っているかを確認します。

さらに、このプログラムを実行すると、Macがよりスムーズになり、応答が改善します。

4. NVRAMやPRAMのリセット

もう1つの解決策は、上記の手順に従って、NVRAMやPRAMをリセットしてみることです。

  1. Macの電源を切ります (事前にアプリを閉じて、安全な方法でシャットダウンを行います)
  2. 電源を再度オンにして、すぐに「Option + Command + P + R」のキーを20秒間押し続けます。
  3. これで、通常どおりに起動するはずです。スリープ状態になるまで十分な時間 (非アクティブな期間) 放置して、スリープモードが正常に動作していることを確認します。

このコマンドは、IntelベースのMacでのみ機能します。 Appleシリコンを搭載したMac内のチップは、コンピューターをシャットダウンするたびに問題を自動的に検出して処理するので、簡単な再起動で問題が解決する可能性があります。

5. バックグラウンドアプリのスキャン

一部のアプリが実行されたままになっていて、Macがスリープ状態になるのを妨げているのかもしれません。 これらは、忘れられたログイン項目であったり、アプリをバックグラウンドで実行し続けてMacのスリープ状態を妨げているウイルスである可能性があります。

このような問題の解決には、以下のアプローチが推奨されます。

  1. CleanMyMac Xをダウンロードします — 無料でダウンロード可能
  2. 「最適化」のタブから「起動エージェント」をクリックします。

不要なエージェントや正常に動作しないエージェントを無効にします。

CleanMyMac Xは、Mac向けの便利なメンテナンスアプリです。 問題の原因がわからない場合であっても、多数のトラブルシューティングツールが搭載されています。 また、システムをスキャンする事によって、Macがスリープモードにならない原因となっているウイルス等の問題を検出することもできます。

この記事がお役に立てば幸いです。 その他のMacに関するお役立ち記事も是非ご覧ください。