Macのパージ可能領域とは?それが占める容量を減らすことはできるのでしょうか? 答えは「YES」です。まずはMacを再起動するか、ゴミ箱を空にしてみましょう。 ただし、それだけではありません。 この記事では、消去可能領域の仕組みと、手動または自動で削除する方法について詳しく説明します。
Macのパージ可能領域とは?
パージ可能領域とは、macOSが削除しても問題ないと判断したファイルが占めているストレージ領域です。 ただし、ストレージ容量が不足するまで、これらは自動的に削除されません。 完全に何も保存されていない「空き領域」とは異なり、ストレージが必要になったときにmacOSが自動的に解放できる、重要度の低いデータが使用している領域です。
この機能は、macOS Sierraの「ストレージを最適化」機能とともに登場しました。 最適化を有効にすると、多くのファイルがクラウドに移動され、一部のファイルについてはMac本体に実データを保存しておく必要がなくなります。
では、具体的にどのファイルが対象となり、macOSは何を基準に「消去可能」と判断しているのでしょうか? それは必要時に安全に再ダウンロードや再作成できるかが判断基準となります。
これらは、以下の2つの条件を満たすシステム生成ファイルです。
- かなり古くて長期間使用されていないファイル
- iCloudと同期されており、Mac上の元ファイルを削除しても復元できるファイル
つまり、macOSは主に、Macに一時保存されているクラウド上のコンテンツや、長期間アクセスされていない古いデータを消去可能なファイルとして扱います。
パージ可能領域を確認する方法
標準搭載のストレージタブを確認すると、macOSの空き容量を確認できます:
- Appleのメインメニューから、「このMacについて」をクリックしましょう。
- 「詳細情報」をクリックし、「ストレージ設定」を選択します。
- 消去可能な領域がある場合は、白とグレーのストライプセクションとして表示されます。
または「アプリケーション」>「ユーティリティ」フォルダからディスクユーティリティを開いて、サイドバーでドライブの名前をクリックし、そこでパージ可能領域を見つけて「利用可能」の欄の横を確認します。
macOSは必要なときに自動でパージ可能な領域を解放してくれるのでしょうか?
これは一概には言えません。 通常、ストレージの空き容量が少なくなると、macOSが消去可能領域を自動的に解放します。ただし、必ずしも即座に、または完全に処理されるとは限りません。 場合によっては、この領域が解放されず、「ディスクの空き容量が不足しています」といったエラーが表示されることもあります。 幸い、Time Machineのローカルスナップショット、キャッシュ、クラウドと同期済みのコンテンツなどを削除することで、消去可能な領域を解放できます。 具体的な方法については、このまま読み進めてご覧ください。
Macでパージ可能領域を整理するには?
1. Macを再起動
基本的に、どのようなMacのトラブルシューティングガイドでも、この推奨事項から始めるべきです。 パージ可能領域とはmacOSが自動的に解放できる領域のことで、Macを再起動することがその方法の1つです。
その方法は、Appleメニューから「再起動」を選択するだけです。
2. ジャンクファイルを削除
最も簡単な方法は、CleanMyMacのようなMacのメンテナンスアプリの利用です。その名の通りこのアプリは、Macから不要ファイルを削除して、より重要なもののために容量を確保することができます。 CleanMyMacは、システムの動作に不可欠なファイルを削除しないよう設計されています。削除されるのは、役割を終えた古い一時ファイルや、必要に応じて再ダウンロードや再作成できるファイルのみです。
数クリックでシステムジャンクを削除する方法はこちらです:
- CleanMyMacの無料トライアルを始める。
- 「クリーンアップ」の機能からスキャンを実行します。
- 「クリーンアップ」をクリックして検出された不要項目をすべて削除するか「すべての不要データを確認」をクリックして削除したいファイルを選択します。
パージ可能領域を取り戻したら、CleanMyMacの「スマートケア」機能を使って、不要ファイルの削除、システムの高速化、アプリのアップデート、Macのウイルススキャン、ストレージの整理整頓をまとめて実行します。
また、一般的なMacのシステム整理の一環として、ブラウザ拡張機能、古いWi-Fi接続、そして使用していないアプリの削除も行うべきです。
CleanMyMacを使うメリット
- 社内データによると、スマートケアのスキャンとクリーンアップにかかる時間は、平均3分未満です
- 社内データによると、初回のスマートケアスキャンで、ユーザーが検出して削除する不要な項目は平均4.9GBです
- MacBookのクリーニング、メンテナンス、保護に役立つ25種類以上のツールを搭載しています
無料でCleanMyMacを試す — わずか2回のクリックで消去可能領域を減らし、Macを整理しましょう。
CleanMyMacは効果的で優れたクリーニングツールですが、他にも同じようなアプリが存在します。 最高のMacクリーナーソフトウェアについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
Macの空き容量を確保するためにできることはまだ多くあります。 このまま読み進めてご覧ください。
3. ストレージの最適化機能を有効にする
MacOSが必要なときに削除できるファイルを削除するには、ストレージの最適化をオンにすることをおすすめしています。 上記の手順でもう一度ストレージ設定に行き、色のついたバーの下にある「おすすめ」にチェックを入れましょう。 これで、iCloudと同期させたいオプションをすべてオンにすることができます。 まだ古いmacOSバージョンを使っている場合は、 ストレージ最適化に関するの詳細と使い方をお読みください。
4. ターミナルで消去可能領域を消去する
Macを再起動せずに消去可能領域を削除する方法を探しているなら、ターミナルを使用することができます。 ただし、この方法は少し複雑なので、コマンドラインの使い方に慣れている方におすすめです。 そうでない場合は、次の項目に進みましょう。
ターミナルを使いたい場合は、以下の手順に進みましょう:
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「Launchpad」またはSpotlight検索からTerminalを開きましょう。
- そこで以下のコマンドを貼り付けて実行します:
csrutil disableホームディレクトリにlargefilesというフォルダが作成されるかと思います。
- 次に以下のコマンドを貼り付けて、エンターを押しましょう:
dd if=/dev/random of=~/largefiles/largefile bs=15m. 先ほど作成したlargefilesフォルダ内にlargefileという名前のファイルが作成されます。 - その後、Ctrl + Cキーを押して前のステップを止め、以下のコマンドを貼り付けて実行しましょう:
cp ~/largefiles/largefile ~/largefiles/largefile2 largefile2を毎回違う名前に変えていき、このコマンドを次々と実行していきます。- ディスクの容量が極端に少なくなっているというメッセージが表示されたら、このコマンドの実行を中止しましょう。
- 最後に以下のコマンドを貼り付けます:
rm -rf ~/largefiles/.
- これでゴミ箱もゴミ箱も空にする事ができました。
5. キャッシュファイルを削除
消去可能な領域をクリアするもうひとつの方法は、キャッシュファイルを消去する事です。 標準搭載のアプリ「Finder」を使って、手作業で終わる事ができます。 以下の手順に従ってみましょう:
- 新しいFinderウィンドウで、メニューバーの「移動」をクリックする。
- Optionを押したまま、「Library」をクリックする。
- キャッシュに進む。
- 次に、不要なファイルを削除していきましょう。
- そしてゴミ箱を空にします。
削除するべきファイルが分からない場合、CleanMyMacがキャッシュを特定して削除するのに役立ちます。 CleanMyMacは、キャッシュファイル以外にも、ユニバーサルバイナリ、書類のバージョン、不要な言語ファイル、古いログファイルなど、他の種類の不要データも検出することができます。
キャッシュの種類や削除方法について詳しく知りたい方は、こちらの究極ガイドをご覧ください。
6. Time Machineを使ったバックアップを無効にする
最後に、Time Machineのバックアップが有効になっているかを確認します。 これらをオンにしておくのは良いことですが、さらに多くのパージ可能領域を自動的に解放したい場合は、これらを無効にします。 その方法はこちらです:
- Appleのメインメニューから、「システム設定」>「一般」と進みます。
- Time Machineをクリックします。
- バックアップ頻度メニューから、手作業でバックアップを選択しましょう。
ハードドライブのパージ可能領域を解放するにはサードパーティ製のツールが必要ですか?
サードパーティ製ツールを使えば、Macのストレージを整理して消去可能な領域をすばやく減らすことができます。 ただし、自身に最適なアプリを選ぶ前に、そのアプリの長所と短所の両方を必ず考慮すべきです。
良い点:
- オートメーション: これまで説明した通り、パージ可能領域のクリーンアップは面倒で時間の掛かる作業です。 サードパーティ製のクリーニングソフトを使うと、作業がより高速になります。
- 使いやすさ: 多くのクリーナーは直感的なデザインを採用しており、数回のクリックだけで作業が完了します。
- 有効性: ほとんどの場合、Macのクリーニングツールは、削除しても安全なファイルのみを削除するように設計されています。 そのため、重要なものがゴミ箱に捨てられる事がないので安心です。
悪い点:
- プライバシーとセキュリティに関する懸念: 空き容量を増やす目的で設計されたすべてのサードパーティ製のツールは、macOSの最も深い部分にアクセスします。 ただし、信頼できる開発元を選択すれば、データは安全に保たれるはずです。
- マルウェアやウイルス: 一部の「Macクリーナー」は信頼できるアプリではなく、悪意のあるソフトウェアです。
- データ損失リスク: macOSの深層まで参照し、自身で削除したいファイルを選択できるような半自動クリーニングツールを使うと、誤ったファイルを選んでしまって、一部の重要データが失われるリスクがあります。
以上を踏まえると、Macにダウンロードするツールについてしっかりとリサーチをすれば、サードパーティ製のツールでハードドライブのパージ可能領域を解放することは、現実的なクリーニングの選択肢だと言えるでしょう。
要点
- 空き容量をすばやく確保したい場面: Macを再起動してゴミ箱を空にしてから、CleanMyMacの「スマートケア」のスキャンを実行
- 「ターミナル」を使用するべき場面:操作内容を十分に理解しており、誤って削除したファイルを復元する方法も把握している場合
- サードパーティ製アプリを使用するべき場面:空き容量の確保に何時間もかけたくなく、信頼できる開発元が提供する安全なツールを利用できる場合
Macでパージ可能な領域とは何かについて詳しく知ることができたと思ってもらえたら嬉しいです。 新しいmacOSはMacにとって素晴らしい追加機能であり、省スペース機能やその他のクールな機能が搭載されているのは助かりますが、もう少しわかりやすい形で表示されると良いですね。 この記事が少しでも参考になり綺麗なMacに繋がるきっかけになれば幸いです。
よくある質問
「このMacについて」のストレージ表示における「パージ可能領域」と「その他」または「システムデータ」の違いとは?
パージ可能領域には、一時ファイル、iCloudに保存されているファイルのローカルデータ、キャッシュなど、空き容量が必要になったときにmacOSが自動的に削除できるデータが含まれます。 一方、「システムデータ」(または「その他」)は、ログ、キャッシュ、アプリの関連ファイルなどを含む、さまざまなデータをまとめたカテゴリです。これらは常に自動削除されるわけではなく、ユーザーが手動で管理するか、macOSによる削減処理を待つ必要があります。
パージ可能領域は良いもの?それとも悪いものですか?
これは一概には言えません。 パージ可能な領域は、macOSがストレージを自動管理して空き容量を最大限に確保できる便利な機能です。 ただし、macOSがファイルをオフロードしたり、自動的に削除されたデータに再びアクセスしたりするにはインターネット接続が必要になるため、これはデメリットとなる場合もあります。 また、消去可能領域がシステム上の処理を妨げることもあります。 さらに、パージ可能領域の仕組みはiCloudを利用するため、必要なストレージ容量によっては、より容量の大きいiCloud+プランへのアップグレードが必要になり、追加費用が発生する可能性があります。
Finderやディスクスキャナーで消去可能なファイルを直接確認できないのはなぜですか?
消去可能と判断されたデータは、通常のファイルと同じ形でストレージを使用しているとは限らないためです。これらには、プレースホルダ、クラウドと同期済みの項目、macOSが管理するAPFSスナップショットなどが含まれます。 空き容量が必要になったときに、ユーザーの操作なしでOSがすぐに削除できるよう、通常は「非表示」になっています。
パージ可能領域(7〜10 GB)が解放後も多少残るのはなぜですか?
macOSはシステムの安定性を維持するため、またOSが正常に動作するために新しい一時ファイルをすぐに生成するため、これらのファイルを意図的に保持しています。 つまり、これはフリーズしているわけではありません。macOSが一時ストレージ、Time Machineバックアップ、ファイルシステムキャッシュを管理する仕組みによって生じる、いわば副産物です。
ターミナルのsudo purgeというコマンドで、パージ可能領域を削減できますか?それとも関係ありませんか?
それは無関係です。 「ターミナル」のsudo purge コマンドは、パフォーマンス上の問題を調査する際に、コールドブートに近い状態を再現する目的で、RAMやディスクのキャッシュ(一時データ)を消去するコマンドであり、消去可能領域そのものを減らすためのコマンドではありません。
消去可能領域が増え続け、コントロールできない場合はどうすればよいですか?
Macのパージ可能領域が増え続け、自動的に解放されない場合は、Time Machineのローカルスナップショットが大量に蓄積している、キャッシュが肥大化している、またはiCloudとの同期に失敗している可能性があります。 パージ可能領域が突然数十GBまで増えた場合、その原因のほとんどはTime Machineのスナップショットです。たとえば、Macのバックアップ先として使用しているドライブを長期間接続していない場合などに発生します。 該当する場合は、上記の手順を一つずつ実行して、消去可能な領域を手動で解放しましょう。 単純な再起動だけでは、問題が解決しない場合もあります。