Macでグレーに表示されるフォルダを直す方法:試すべき7つの解決策

MacからFinderのウィンドウを開いて、フォルダの中を覗いてみると、そこにはファイルやフォルダが混在していることがわかります。 フォルダは青色で表示され、クリックするとフォルダが開いて内容が表示されます。 少なくとも、通常はそうなるはずです。 しかし、Macでグレー (灰色) に表示されたフォルダやファイルがある場合にはどうすればよいでしょうか? また、それは何を意味するのでしょうか? グレーになっている原因は? これらの疑問に対する回答と、Macでグレーに表示されたフォルダやファイルを直す方法について解説していきます。

Macでフォルダがグレーに表示される理由

Macでファイルが灰色に表示される理由はいくつかあります。 最も可能性が高いのは、フォルダを1つのドライブから他のドライブにコピーしている途中に、そのプロセスが中断されたことが考えられます。 もしかすると、ドライブの接続が解除されたのかもしれません。 もしくは、フォルダに問題があってコピーができなかった可能性もあります。 その結果、Macのフォルダがグレーに表示され、その作成日がMacの誕生日である1984年1月24日と表示される場合があります。

フォルダやファイルが外部ドライブ上にあって、Macでの読み取りに問題がある場合には、何らかの障害によってそのフォルダやファイルがグレーに表示されることもあります。 または、リモートのサーバー上にある事によって、Macがサーバーに接続できていない可能性もあります。 どのような理由であれ、そこに表示されているものは実はフォルダやファイルではありません。 そしてダブルクリックしても何も起こりません。 それは1つの場所から別の場所にコピーが行われる際に、フォルダやファイルの代わりに使われている単なる画像です。

フォルダがグレーに表示される等の問題を防ぐ方法

Macでフォルダやファイルがグレーに表示される問題を防ぐ上で、最も簡単な方法はMacの定期的なメンテナンスです。 これには、macOSのメンテナンススクリプトの実行、ディスクアクセス許可の修復、RAMの解放などが含まれます。 手作業でこれを行う事は当然時間が掛かるものであり、とても面倒な作業です。 最善の解決策は、Macを正常に保つように設計されたアプリケーションを使うことです。 それには CleanMyMac X がオススメです。 このメンテナンス機能には、RAMを解放してディスクのアクセス許可を修復し、メンテナンススクリプトを実行するためのツールが搭載されています。 また、パージ可能領域を解放して、Spotlightのインデックスを再作成し、Time Machineのスナップショットを減らす事もできます。 これらのすべては、Macが問題なくスムーズに機能し続けるのに役立ちます。 無料でこちらからダウンロードして、実際にお試しください。

Macでグレーに表示されたフォルダを直す方法

Macでグレーに表示されたファイルを直したい時に最初に行うべきことは、フォルダが存在するディスク上の全てのデータのバックアップです。 グレー表示のフォルダやファイルは、何らかの問題がある事を指し示すものです。 これはディスクに問題がある可能性があって、データが消えてしまうリスクがあります。 データのバックアップが完了したら、以下の手順を実行します。

1. 再試行

フォルダやファイルのコピー先、もしくはコピー元のドライブが外部ドライブである場合には、それが確実に接続されていることを確認します。 それがサーバーの場合には、それがFinderにマウントされていて、Macがサーバーに対して読み込みや書き込みができることを確認します。 そして、フォルダやファイルのコピーを再び行ってみます。

2. ディスクの修復

フォルダやファイルがまだグレーに表示されている場合は、ディスクユーティリティを使って、フォルダやファイルが存在するディスクを修復します。 「アプリケーション」>「ユーティリティ」に進んで「ディスクユーティリティ」を開きます。 ディスクを選択してから、ツールバーの「First Aid」をクリックして、画面上の指示に従います。

3. macOSのアップデート

ディスクを修復しても問題が解決しない場合は、macOSに利用可能なアップデートがあるか確認します。 Appleメニューをクリックして「システム設定」を選択してから「一般」>「ソフトウェアアップデート」に進みます。 利用可能なアップデートがある場合は、それをインストールします。

4. ターミナルの使用

これまでターミナルの使用経験がなくても、ターミナルを使うと、グレーに表示されたフォルダやファイルを簡単に開く事ができます。 「アプリケーション」>「ユーティリティ」と進み「ターミナル」をダブルクリックで開きます。

  • open」と入力して、スペースバーを押します。
  • グレーに表示されたフォルダやファイルをターミナルのウィンドウにドラッグして入れます。
  • リターンキーを押します。

5. エイリアスの作成

もう1つの方法は、グレーに表示されたフォルダのエイリアスを作成して、それを用いてファイルにアクセスすることです。

  • フォルダを右クリック、もしくはコントロールキーを押しながらクリックして「エイリアスを作成」を選択します。
  • エイリアスをダブルクリックで開きます。
  • 新しいフォルダを作成して、コマンドキーを押したまま、ファイルを新しいフォルダにドラッグします。
  • エイリアスとグレー表示されたフォルダをゴミ箱にドラッグして空にします。
  • 新しいフォルダ名を、グレー表示されていた古いフォルダと同じ名前に変更します。

6. 作成日の変更

フォルダやファイルがグレーに表示される理由の1つとして、その作成日が壊れているか欠落していることが原因の場合があります。 ターミナルから「SetFile -d」のコマンドを使う事で、問題を解決する事ができます。 コマンド入力後に、フォルダやファイルをターミナルのウィンドウにドラッグしてリターンキーを押します。 するとこのような表示がされるはずです:

SetFile -d “22/03/2023 20:26:00”

7. 「フォルダへ移動」の利用

何をやっても問題が解決しない場合は、Finderの「フォルダへ移動」のコマンドを使ってフォルダにアクセスしてみます。 Finderから「移動」のメニューをクリックして「フォルダへ移動」を選択します。 テキストボックスにフォルダのパスを入力します。 例えば、フォルダが「Missing Folder」という名前でデスクトップ上にある場合のパスは「~/Desktop/Missing Folder」になります。

これでフォルダにアクセスできた場合には、その内容を新しいフォルダに移して、グレーに表示されたフォルダをゴミ箱にドラッグします。

Macのフォルダやファイルがグレー表示されることは珍しい事ですが、そうなってしまう理由はいくつか考えられます。 これは一般的に、フォルダを別のボリュームにコピーする際に問題が起きた事を意味するものです。 このような問題が発生した場合には、上記の手順に従う事で、フォルダ内のコンテンツにアクセスすることができます。