お使いのMac でスピーカーの音が壊れていたり音割れを感じますか?12の解決方法を紹介していきます

音楽やポッドキャストを聴くため、あるいはFaceTime通話のためにMacBookのスピーカーを使用している場合、ザーやバチバチっといった音が発生することがあります。 そのようなノイズは、かすかではありますが、耳障りなものから、かなり大きなブーンという音まで、さまざまです。 いずれにせよ、クリアな状態と比べると悪いことは確かなので、できるだけ早く直したと考える人も多いでしょう。 幸い、スピーカー自体のハードウェア的な問題である可能性が案外低く、ソフトウェアで対処できる可能性が高いのが救いです。 この記事では、新しいMacBook Proのスピーカー音が割れたり異音がする場合の対処法をご紹介します。

MacBookのスピーカー音が割れるのはなぜ?

MacBook Proのスピーカー音割れるのはなぜ?と自問自答する人も多いでしょう。 Macのどの問題にも言えることですが、スピーカーの音割れにはハードウェアとソフトウェアの2つの原因が考えられます。 ハードウェアに関連する原因には、過度の湿気、水分、ほこり、ごみ、さらには電気的な干渉などがあります。 ソフトウェアの場合は、ソフトウェアの競合、バグ、オーディオドライバの問題、MacのCPUにかかる負荷の高さなどです。

MacBookのスピーカーの音割れを直すコツは、まず原因を特定することです。それでは早速やっていきましょう。

お役立ち情報

MacBook Pro M1のスピーカー音割れている場合、お使いのMacにさらに深刻な問題がある可能性があります。 どのMacにも当てはまることなので注意が必要です。 ソフトウェアの問題を抑える方法のひとつが、定期的なメンテナンスです。 車や不動産と同じように、Macも定期的にメンテナンスすることで、より長持ちし、よりスムーズに動くようになります。 このメンテナンスには、macOSメンテナンススクリプトの実行、ディスクパーミッションの修復、パージ可能なディスク領域の解放などが含まれます。 これらの作業は、手動で行うこともできますし、別のアプリケーションを使って行うこともできます。 しかし、1つのアプリケーションですべてを行う方がずっと簡単です。 おすすめなのは CleanMyMac Xというソフトです。 メンテナンス機能を使用すると、これらのタスクに加え、RAMの解放、Spotlightのインデックスの再作成、Time Machineスナップショットの間引きなどを、数回のクリックで簡単に実行することができます。 そして何より、CleanMyMac Xは ここから無料でダウンロードできます。


MacBookのスピーカー音が割れるときの直し方

Macのあらゆる問題を特定し、解決しようとする場合、可能性の高い原因から排除するのが常に最善の方法です。 徐々に優先度の高いものから低いものにかけてみていきましょう。 ソフトウェアの原因は対処しやすいので、まずはソフトウェアからみていきます。

1. MacOSのアップデートをチェック

    MacOSを最新の状態に保たれていますか? お使いのmacOSのバージョンにバグがあり、新しいバージョンでは修正されている可能性があります。 システム設定>一般>ソフトウェアアップデートでアップデートがないか確認しましょう。 利用可能なものがあれば、インストールしてください。

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    2. アプリケーションをアップデートする

      音割れは特定のアプリでのみ発生するのか、一般的なものかどちらでしょうか? よく分かっていない場合はさまざまなアプリを試して、どのアプリで異音が発生するかを確認してください。 音量レベルも変更してみましょう。 複数のアプリで発生している可能性がありますが、それぞれの音量レベルは異なります。 特定のアプリだけで発生する場合は、そのアプリのアップデートがあるかどうかを確認します。 App Store対応アプリの場合は、App Storeアプリを起動し、「アップデート」セクションに移動します。 App Store以外のアプリの場合は、アプリを開き、メニューバーでアプリ名をクリックし、「アップデートを確認」を選択します。

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      3. Macを再起動

        複数のアプリケーションで問題が発生し、macOSをアップデートしても直らない場合は、Macを再起動しましょう。 再起動すると、一時ファイルが消去され、起動ディスクのチェックが実行されるため、多くの問題が解決します。

        4. バックグラウンドで起動しているアプリを確認

          再起動しても問題が解決しない場合は、バックグラウンドで動作しているアプリが原因かもしれません。 他のアプリが消費するCPUリソースを制限するように設計されたアプリを使っていませんか? もしそうなら、それが原因かもしれません。 一部のアプリは、他のアプリがCPUサイクルを使いすぎるのを防ごうとするあまり、音楽やその他のオーディオ出力を再生するアプリにオーディオ出力の問題を引き起こすような方法で制限をかけてしまうことがあります。 そのようなアプリを使用している場合は、そのアプリを無効にして効果があるかどうか試してみてください。 もし効果があった場合は、アプリのアップデートがないか確認しましょう。 アップデートがない場合は、開発元に問い合わせてみるのも一つの手です。

          5. オーディオ機器を取り外す

            外付けマイク、オーディオインターフェイス、外付けスピーカーなどのオーディオ機器がMacに接続されている場合は、それらを取り外してみましょう。 サードパーティ製のオーディオドライバがインストールされている場合は、それらをアンインストールしてから再インストールすることも可能です。

            6. サンプルレートの調整

              Macのスピーカーが使用するサンプルレートは、あなたが聞くオーディオの品質に影響を与えます。 通常は44.1kHz、つまりCDの音質に設定されています。 それ以上に設定されている場合、MacのCPUに負担がかかり、音割れの原因になっている可能性があります。 その解決方法はこちらです:

              1. アプリケーション>ユーティリティと進み、Audio Midi 設定を開きます。
              2. サイドバーでMacBookのスピーカーをクリックします。
              3. 「フォーマット」が44.1kHzに設定されていることを確認します。
              4. そうでない場合は、メニューをクリックして44.1kHzに設定します。

              7. アクティビティモニタを使用する

              先に述べたように、スピーカーの音割れの原因として考えられるのは、MacのCPUが非常に酷使されていることです。 アクティビティモニタを使って、CPUサイクルを消費しているプロセスが実行されているかどうかを確認できます。 アプリケーション>ユーティリティと進み、アクティビティモニタを開きます。 CPU列の上部をクリックして、プロセスが消費しているCPUの量順にプロセスを並べ替えます。 何か異常はありませんか? CPUサイクルを100%近く使っているプロセスがありますか? もしあれば、それらを選択し、ツールバーの「x」をクリックします。 これで音割れが解消されているか確認しましょう。

              8. スピーカー周りを掃除

              MacBookスピーカーの音割れの原因となるハードウェアの問題の1つは、スピーカー周りのホコリです。 柔らかいブラシを使ってスピーカー周りを掃除しましょう。 キーボード掃除機があれば、それを使ってみるのもよいでしょう 圧縮空気スプレーを使ってホコリを吹き飛ばす方法もあります。 ただ、スピーカーに空気を吹き込むと、Macにホコリやゴミが入り込み、解決できない問題が発生する危険性があるので、注意して行いましょう。

              9. 外部スピーカを確認

              今のところ何をやってもうまくいかない場合は、MacBookのスピーカー自体に問題があるのか、それともオーディオ出力全般に問題があるのかを確認する価値があります。 外部スピーカーを接続するのもひとつの方法です。 お使いのMacに3.5mmヘッドフォン・ソケットがあり、対応したスピーカーをお持ちなら、それを接続してみて、音割れするかどうかを調べてみてください。 ヘッドフォンやイヤフォンを使うこともできます。 外部スピーカーでも音割れが発生する場合は、スピーカーのハードウェア的な故障ではなく、ソフトウェアの問題があることを示しています。

              10. 問題のあるアプリをアンインストール

              問題が特定のアプリケーションでのみ発生し、それらをアップデートしてもうまくいかない場合は、アンインストールしてから再インストールしてみましょう。 最も簡単な方法は先ほど紹介したCleanMyMac X というアプリを使うことです。アンインストールしたいアプリを選択し、アンインストールをクリックするだけです。 あとはすべてCleanMyMac Xが行ってくれます。 その後、アプリを最初から再インストールしましょう。

              11. Macを別の場所に移動する

              他の電気機器がたくさんある場所でMacを使用している場合、その機器からの干渉がMacBookのスピーカーの音割れを引き起こしている可能性があります。 MacBookを別の部屋に移動し、問題がまだ残っているかどうかを確認してください。 問題がなければ、音割れの原因が見つかったことになります。

              12. Macを正規サービスセンターに持ち込む

              ここまで何をやってもダメだった場合、他にできることはApple StoreのGenius Bar(お近くのApple StoreまたはApple正規サービスセンター)に予約を入れることです。 何が原因で音割れするのか、そしてそれを直すにはどうすればいいのかをアドバイスしてくれるはずです。

              MacBook Proのスピーカーは劣化しますか?

              理論的には、「する」という答えが正解です。 スピーカーの振動板(音を出すために振動する部分)は物理的な部品であるため、時間の経過とともに弾力性が失われたり、破損したりする可能性があります。 この可能性が高いのは、スピーカーを頻繁に使用し、特に音楽再生時に最大音量またはそれに近い音量に設定している場合です。 実際には、MacBookのスピーカーは問題なく何年も使えるはずです。 劣化が始まっても、おそらく気づくことはないでしょう。

              MacBookのスピーカーの音が割れる原因には、ハードウェアやソフトウェアなどさまざまなものがあります。 この問題を解消する鍵は、原因を特定し、それを取り除くことですが、それには試行錯誤が必要かもしれません。 紹介したステップに従って考えられる原因を取り除けば、MacBook Proのスピーカーの音割れを直す方法を見つけられるかと思います。 またこの方法はあらゆるMacで利用できる方法です。