Macの画面に横線や縦線が表示されると、不安に感じるものです。 とはいえ、これは必ずしも深刻なハードウェアの問題ではない可能性もあり、すぐに試すことのできる対処法がいくつかあります。 このまま読み進めて、実際に効果が確認されている9つの方法をご覧ください。

MacBookの画面に横線が表示される原因

MacBookの画面上の線を直す方法に進む前に、その原因をご覧ください。

ハードウェアの問題でこれが起こっている可能性も大いにあります。 それは以下のようなものです:

  • MacBookの落下による画面の損傷
  • 過度な加熱
  • 画面が焼き付いてしまっている。 これは液晶画面に長時間同じ画像が表示された場合に稀に起こります。 しかし、MacBookの画面に横線が入ったり、縦線が入ったりすることはほぼありません。
  • グラフィックスチップセットと画面をつなぐケーブル (ディスプレイフレックスケーブル) が損傷している可能性があります。
  • T-Con (タイミングコントローラ) ボードの損傷も考えられます。 T-Conボードは、ロジックボードからLCDパネルへ映像信号を処理して送る役割を担うもので、2018年から2021年のMacBook ProとMacBook Airでは、このボードの不具合によって画面に線が表示されるケースが多く見られました。

ソフトウェアの問題で症状が発生している場合もよくあります。 以下の理由が考えられます:

  • パワーの管理問題
  • グラフィックドライバのバージョンが古い
  • ソフトウエア衝突

これらの理由はすべて、iMacだけでなく、Mac mini、Mac Pro、Mac Studioのスクリーンにも当てはまります。 スクリーンが付いているMacの場合、問題は外部ディスプレイ、またはコンピュータとディスプレイを接続するケーブル、Macのソケット、モニター、または外部グラフィックカードの問題によって引き起こされる可能性も考えられます。

また、キーボードと画面の間に圧力がかかったり、ほこりや異物が入り込むと、画面が損傷して線が表示されることがあります。 近年のMacのモデルでは、画面とキーボードの間の隙間が非常に狭いので、画面を閉じる際に砂粒が1つでも挟まると損傷の原因になることがあります。

MacBookの画面はどの位の期間問題なく利用できますか?

一般的に、Macは大きな不具合が出るまで5年から8年程度使用できるとされています。 ただし、3年から5年ほどでディスプレイに不具合が出始めるユーザーもいます。

MacBookの画面に表示される線のパターンによって問題を特定できますか?

ハードウェアに問題がある場合、線のパターンによって原因が異なることがあります:

📌 縦線 (白、グレー、または別の色):LCDパネルの故障、T-Conボードの破損、ディスプレイケーブルの緩みや損傷など

📌 横線 (黒、白、または別の色):ディスプレイフレックスケーブルの不具合、GPU (グラフィックスプロセッシングユニット) の故障、T-Conボードの不具合など

📌 ディスプレイの角度に合わせて線も変化:ディスプレイケーブルの摩耗や損傷 (通称:フレックスゲート)

📌 カラフルな線や虹色の細い線:LCDパネルの不良、LCD層内のピクセル列の破損など

📌 チカチカする線:ディスプレイドライバの故障、内蔵ディスプレイケーブルの深刻な損傷など

Mac の画面に表示される線を修正する方法

Apple Genius barに予約を入れる前に、自分で直してみる方法を考えましょう。 そのために、簡単にできる解決策リストを作りましたので、チェックしてみてください。

1. Macを再起動する

Macを再起動する

もうこちらは試しましたか? もしされていないなら、してみましょう。 Macの再起動は、このような問題を解決するための最も簡単な方法だと思います。

2. 物理的な損傷を確認

専門家のサポートなしに修正を行うのは最も難しいことです。そのため、単純な再起動が機能しない場合、最初にこの可能性を除外するべきです。

以下の点に注目します:

  • 画面にヒビが入っていませんか?
  • 画面に線だけでなく白い斑点がありませんか?

物理的な損傷はなかなか分かりづらいかもしれませんが、Macを落としたり、スクリーンシールドを使用したり、閉じる前にキーボードと画面の間に紙を挟んだりすると、画面が損傷して線が現れることがあります。 ご自身のケースに該当しない場合は、次の解決策に進みます。

3. メンテナンススクリプトの実行

通常、メンテナンスタスクはMacで自動的に実行されて、システムログや一時ファイルなどをクリーンアップします。 しかしながら、実行されるべき頻度で行われない可能性が高いものです。 ソフトウェアの問題が原因である場合に限り、それを手作業で行うと画面上の線の問題を解決できる可能性があります。

メンテナンスタスクを実行する上で最も簡単な方法は、その作業用に設計されたアプリを使うことです。 CleanMyMacもそのようなツールの1つです。 これは専用の「パフォーマンス」機能など、Macを不要データのない状態に保つための多数の機能を搭載しています。 最後のオプションでは、これらのタスクをワンクリックで実行することができます。 CleanMyMacはこちらから無料でダウンロードできます。

これを使う方法はこちらです:

  1. CleanMyMacを開きます。
  2. サイドバーから「パフォーマンス」をクリックして「スキャン」を押します。
  3. スキャンが完了するまで待つと、行うべき推奨のメンテナンスタスクが表示されます。
  4. 「タスクを実行」をクリックします。

CleanMyMacを使うべき理由

  • 平均的なユーザーは「パフォーマンス」機能から4件のメンテナンスタスクを実行しており、これは30秒以内に完了します。
  • メンテナンスタスクの実行以外にも、Macを整理して保護するための15種類以上のツールも利用できます。
  • 185か国以上で利用されています。

CleanMyMacを無料でお試しください:ご利用のMacBookで実際の効果を確認してみましょう。

4. 接続を確認

画面に線が表示されているディスプレイが外部モニタの場合、ケーブルの両端がしっかりと接続されているかどうかを確認します。 また、別のケーブルがある場合は、それを試してみることもできます。 ケーブルの不具合が原因である可能性もあります。

また、傾斜テストも行ってみます。Macを傾けて、画面の角度が45度のときに線が消えるようであれば、フレックスケーブルが損傷している可能性があります。 その場合は、フレックスゲートの修理が必要です。 ただし、Appleはこれを標準的な修理として扱っていないので、修理できる他の店を探す必要があるかもしれません。 とはいえ、保証やAppleCare+に加入していれば、他社での修理はおすすめできません。 まずはAppleに問い合わせてみましょう。ただし、Appleはディスプレイ全体の交換を提案する可能性が高いです。なぜなら、画面に横線や縦線が表示される場合のAppleの正式な対応は、画面の交換です。 そのため、有料のサービスになる可能性があります。

MacBookの修理はAppleと他社の修理店のどちらに依頼すべきですか?

他社の修理店を選ぶケース:

✅ 保証対象外のMac (特に古いモデル)

✅ 他社の方が安い

✅ 早急に修理したい

Appleを選ぶケース:

✅ 保証やAppleCare+がある

✅ 純正部品を使いたい

✅ 品質保証を重視

5. 別のディスプレイを試してみる

外付けモニターを使用していて、手元に別のディスプレイがある場合は、それを接続してみてください。 また、別のポートを使ってみて、それがうまくいくかどうかを確認することもできます。 例えば、Display Portを使用していた場合は、HDMIに切り替えてみましょう。

しかし、外部ディスプレイを使用していない場合、つまりMacの内蔵画面に問題がある場合は、外部モニターに接続してみてください。 不具合が続くようであれば、画面の不具合ではないことが分かります。 仮に問題が解消された場合は、ディスプレイの問題だとして、新しいものの購入や修理を依頼しましょう。

6. Macの温度の確認

Macのオーバーヒートが原因で画面に線が表示されることがあります。 部屋の温度が高すぎる場合や、Macのファンの音が激しく聞こえる場合は、Macをシャットダウンして冷ましてから再起動します。

Macのシャットダウン前に、Macの温度をチェックしたいかもしれません。 その場合において、注目すべきはCPUで、リソースを大量に消費するアプリを実行することで温度が上がります。 正常な温度の範囲は45度〜66度ですが、どのようにして測ればよいのでしょうか?

Macの温度を確認する上で最も簡単な手段は、信頼できるサードパーティ製のアプリの利用であり、CleanMyMacがオススメです。 このメニューアプリは、温度をチェックするツールを含むCPUモニターを搭載しています。 これにアクセスするには、メニューバーから小さなiMacのアイコンをクリックして「CPU」のタブを開きます。

Macの温度の確認

CleanMyMacの無料トライアルを入手し、まだアプリをダウンロードしていない場合はダウンロードします。

もちろん、他にも使えるサードパーティ製アプリはあります。お使いのMacに何かをダウンロードする前に、そのアプリの開発元が信頼できるかどうかしっかり確認しましょう。

7. SMC のリセット

システム管理コントローラ(SMC)は、起動時にMacの電源管理を行なってくれます。 そのため、電源の問題でMacの画面に線が表示される場合は、SMCをリセットすることで修復できる可能性があります。

SMC のリセット

Appleシリコン(M)ップを搭載したMacの場合は非常に簡単です。 Macを接続したまま再起動することで、SMCをリセットすることができます。 Intel Macの場合は、T2セキュリティチップを搭載しているかどうかによって、手順が異なります。 また、MacBook ProやMacBook AirなどのラップトップとiMacなどのPCでは、手順が異なります。

Intel MacのSMCをリセットするためのAppleの包括的な手順は、 こちらをご覧ください。

8. Apple診断の実行

何をやっても解決しない場合は「Apple診断」を行ってみます。 これは、Macに問題があるかを診断する目的で、最初から組み込まれているツールです。

  • IntelベースのMacの場合には、コンピューターを再起動して、Dキーを押し続けます。画面に進行状況バーが表示されたら、キーから指を離します。
  • Appleシリコンを搭載したMacの場合、Macをシャットダウンします。 そして、電源ボタンを押し続けます。起動オプションウィンドウが表示されるまでそのままボタンを押し続けます。 「Command + D」を押し続けます。

すると、リファレンスコード​​の一覧が表示されます。 それらの意味については、こちらをご覧ください。 それらをメモに残しておくと良いです。

Apple診断の実行

9. macOSを再インストール

最後のヒントは、macOSを再インストールすることです。 これはファイルやデータに影響を与えることなく、macOSのすべての構成要素を置き換えます。 不具合がバグによるものであれば、再インストール後に解決する可能性があります。

まずはバックアップを作成します。 次に、チップに応じた手順に従って、Macをリカバリモードで起動します。

Appleシリコンの場合

  1. Macをシャットダウンします。
  2. 「オプション」のアイコン、もしくは「起動オプションを読み込み中」が表示されるまで電源ボタンを長押しします。
  3. 「オプション」>「続行」をクリックします。
  4. 要求されたらボリュームを選択し「続行」を押してパスワードを入力します。そしてユーザーを選択し「次へ」をクリックします。
Appleシリコンの場合

Intelチップの場合

  1. Macをシャットダウンします。
  2. 電源ボタンを押して「Command + R」キーを押し続けます。
  3. 回転する地球儀かAppleロゴが表示されたら「Command + R」から指を離します。

リカバリモードに入ったら「macOSを再インストール」をクリックして画面の指示に従います。

Intelチップの場合

MacBookの画面に横線や縦線が表示されても、それ自体が深刻な問題であるとは限りません。 この記事で紹介した簡単な解決方法をまず試して、問題を解決してみましょう。 それでも解決しない場合は、Apple Genius Bar やその他の認定サービスの専門店に連絡して、外部サポートを受けてみましょう。 できるだけ早く予約をとり、お使いのMacを再びうまく動作するようにするのが先決です。

よくある質問

Macの画面の線を消す方法はありますか?

最も簡単な解決方法はMacの再起動です。 また、Macの温度を確認して、SMCのリセットを行うこともできます。 ただし、これらの方法でも問題が解決しない場合は、AppleのGenius Barや、その他の認定サービスセンターに修理を依頼する必要があります。コネクタを動かしてみたり、ほこりや腐食を除去、もしくはディスプレイケーブルを交換するだけで不具合が解消するケースもあります。 これらは比較的安価に修理できます。 より深刻な場合は、ディスプレイの交換が必要になり、その費用は300〜800ドル程度になることがあります。

自分で画面を交換してもよいですか?

画面のDIY交換はおすすめしません。 その代わりに、まず保証期間内かどうか、また「システム設定」>「一般」>「AppleCareと保証」からAppleCare+に加入しているかを確認します。どちらも、一定の条件のもとで交換費用が補償される場合があります。 たとえば、物理的な損傷や落下がないのに線が表示される場合には、製造時の問題として保証修理の対象になることがあります。 AppleCare+に加入していれば、偶発的な損傷による故障も補償されますが、サービス料金が発生します。 また、Apple修理サービスプログラムのページから、ご利用のMacBookが無償修理の対象かを確認することもできます。

MacBookの画面に線が入るのを防ぐ方法はありますか?

画面が傷つかないようにする事が1つの手段です。 その他のヒントとしては、メンテナンススクリプトを適宜実行したり、周囲の極端な温度を避けたり、Macを定期的に再起動することなどがあります。画面を常にキレイに保つようにしましょう。 ただし、直接液体は吹きかけずに、やわらかい布でやさしく拭き取るようにします。

画面に線が表示された場合においても、Macは安全に使えますか?

一般的に、画面に線が入った状態でMacを長時間使用することは、状況を悪化させる可能性があるので推奨できません。 したがって、ソフトウェアの問題をできるだけ早く診断して解決策を見つけます。どの解決策も効果がない場合は、可能性のあるハードウェアの問題を解決できる専門家にMacの修理を依頼しましょう。一時的な対処法として、Macをクラムシェルモードで使うか、外部ディスプレイを接続して使うこともできます。 ただし、これはあくまで一時的な措置であり、さらなる損傷を防ぐためにも、線が出た状態を放置せず早めに修理を検討するべきです。

新しいMacBookを買うのと画面を交換するのではどちらがよいですか?

それは状況次第です。 たとえば、4,000ドルの新しいMacBookであれば、700ドルの交換は理にかなっています。 ただし、MacBookが古くて交換費用が新しいMacの50%を超える場合には、新しいモデルに買い替える方が合理的かもしれません。

MacBookの横線や縦線は構造的な欠陥ですか?

必ずしもそうではありません。 画面の線は、単なるユーザーによる損傷ではなく、システム全体のより大きな問題を示している場合があります。 主な原因としては、設計上の問題に加え、偶発的な損傷やディスプレイケーブルの不具合などによるものです。

システム設定が画面の線の原因になることはありますか?

その可能性はあります。 線の表示に関係する可能性のある設定は、「アクセシビリティ (視差効果を減らす、透明度を下げる)」、「カラープロファイル」、「Night Shift」、「True Tone」などがあります。