MacからOneDriveを完全に削除する方法

MicrosoftのOneDriveは、Office 365スイートのツールの一部であり、異なるコンピューターやデバイスからOfficeアプリを使用したり、それらの間で書類を同期したい場合にとても役立つものです。これは、Officeドキュメントを保存するためのデフォルトになっており、他のファイルを共有する手段でもあります。作成したSharepointドキュメントもOneDriveに保存されます。しかしながら、それを利用する機会がなく、Macで不要な場合はどうすべきでしょうか？ MacからOneDriveを削除して、OneDriveが取っている容量を空ける方法を解説していきます。

OneDriveとは？

OneDriveを最も簡単に理解する方法は、iCloud DriveやGoogle DriveのMicrosoft版であるとイメージすることです。これはファイルを保存して、Microsoftアカウントにサインインしているデバイス間でファイルを同期できる場所です。そしてWebブラウザからMicrosoftアカウントにサインインしている場合にもそれらにアクセスする事ができます。 Sharepointで作成したドキュメントはOneDriveに保存され、これは、Word、Excel、PowerPointでドキュメントを保存する際のデフォルトの場所になります。また、これはデバイス間でOneNoteのメモを同期することもできます。

iCloud DriveやGoogle Driveと同様、OneDriveはドキュメントのコピーをMacに保存し、オンラインドライブのコンテンツをミラーリングします。従って、OneDriveに大量のドキュメントがある場合、多くの容量が取られる可能性があります。

MacからOneDriveアプリをアンインストールする理由

利用しないアプリをアンインストールする事は良い習慣です。そしてOneDriveの場合は、特にそう言えます。前述の通り、Mac上のOneDriveは、オンラインOneDriveのコンテンツをミラーリングするため、多くの空き容量が取られてしまう可能性があります。また、OneDriveの更新を定期的に行わないと、Macで使用している他のアプリと競合したり、macOSの更新時に問題が起こる可能性があります。

MacからOneDriveを簡単に削除する方法

OneDriveやその他のアプリをアンインストールする上で最も簡単な方法は、アンインストール機能を持つ専門のアプリを使う事です。 OneDriveのアイコンをアプリケーションフォルダからゴミ箱にドラッグしても、アプリは完全にアンインストールされません。いくつかのファイルは残ってしまいます。アンインストールを行う機能を持つアプリを使う事で、これらのファイルもすべて削除できます。オススメは CleanMyMac X です。これは素早く簡単に操作でき、アプリをデフォルトの状態にリセットしたり、他のアプリから完全にアンインストールされなかった不要データを削除することもできます。こちらから無料でダウンロードして、実際にお試しください。ダウンロードしてインストールが終わったら、以下の手順を行います：

CleanMyMac Xを開いてサイドバーから「アンインストーラ」を選択します。
パネルの中央部からMicrosoftを選択します。
OneDriveの横にチェックを入れます。
「削除」をクリックします。

CleanMyMac Xは、OneDriveに関連する全てのファイルを削除します。

MacからOneDriveを手作業で削除する方法

OneDriveを手作業でアンインストールすることも可能ですが、Mac上に存在するすべてのファイルを追跡して削除するのは、より手間の掛かる作業です。それを行う手順はこちらです：

OneDriveが実行されている場合は、メニューバーからそのアイコンをクリックします。
設定の歯車をクリックして「終了」を選択します。
アプリケーションフォルダに移動して、OneDriveのアイコンをゴミ箱にドラッグします。
次に、メニューから「Finder」アイコンをクリックして「移動」をクリックします。
「フォルダへ移動」を選択します。
以下のファイルパスを、それぞれ1つずつテキストボックスに貼り付けます。名前に「onedrive」が含まれるファイルを各場所から探します。見つけたら、それらをゴミ箱にドラッグします。
~/Library/Application Support/
~/Library/Containers/
~/Library/Caches/
~/Library/Preferences/
~/Library/Cookies/
~/Library/Logs/
~/Library/LaunchAgents/

これらのフォルダ内のすべてのOneDriveファイルとフォルダをゴミ箱にドラッグしたら、ゴミ箱を空にします。これで、OneDriveのMacからのアンインストールが完了です。

OneDriveに異常がある時にリセットする方法

MacからOneDriveをアンインストールする理由が、クラッシュやフリーズ、もしくはその他の異常な動作である場合には、アンインストールを行う前に他に試すべき手段があります。アプリを最初のインストール時の状態に戻すリセットを行うと、構成や設定ファイルの問題が多くの場合に解決され、アプリが再び正常に機能するようになります。 CleanMyMac Xを使ってOneDriveのリセットを行う方法は以下の通りです：

OneDriveが実行している場合、それを終了します。
サイドバーから「アンインストーラ」を選択します。
中央のパネルからMicrosoftを開いて、OneDriveの横のボックスを選択します。
「アンインストール」の横にあるドロップダウンの矢印をクリックして「リセット」を選択します。
「リセット」のボタンをクリックします。
アプリケーションフォルダからOneDriveを開いて、画面の指示に従って設定します。

OneDriveの設定ファイルは削除され、最初にインストールしたときの状態に戻ります。これをもう一度開いて、正常に動作するか確認します。そうでない場合は、アンインストールをしてから再びインストールを行います。

OneDriveを手作業でリセットする方法

OneDriveのアンインストールと同様、手作業でリセットする方法もありますが、その場合はCleanMyMac Xを使うよりもかなり多くの作業が必要になります：

OneDriveを終了します。
アプリケーションフォルダに移動して、 Controlキーを押しながらOneDriveのアイコンをクリック、もしくは右クリックします。
「パッケージの内容を表示」を選択します。
「コンテンツ」フォルダをクリックしてから「リソース」フォルダをクリックします。
ResetOneDriveAppStandalone.commandをダブルクリックします。
アプリケーションフォルダからOneDriveを開いて、画面の指示に従って設定します。

Office 365のインストールパッケージの一部としてOneDriveのインストールを行い、それを使用していない場合は、MacからOneDriveのアンインストールを行って空き容量を増やすべきです。 Microsoftのクラウドストレージにオンラインで保存されているすべてのファイルは、OneDriveがMacにミラーリングしています。従って、アンインストールを行う事で多くの空き容量の確保に繋がる可能性があります。それに加えて、今後他のアプリとファイルが競合する可能性も低くなります。 OneDriveを実際に使っていて、クラッシュしたりフリーズする場合には、リセットを行ってみましょう。上記の手順に従って、ご自身の状況に該当するものをお試しください。

MacからOneDriveをアンインストールする手順