Macで作業をしていると、突然カーソルやマウスがおかしくなり、モニター上を勝手に動いていることがありませんか? この不規則なカーソルの動きにイライラさせられている人も多いでしょう。 カーソルやマウス操作は、お使いのMacで何か作業を行う際に必ず必要なものです。

カーソルが勝手に動く原因として、お使いのMacのウイルス感染が疑われるかもしれません。 しかし、必ずしもそうとは限りません。 実際、カーソルやマウスポイントが勝手に動くのはウイルスが原因であることの方が少ないです。 しっかりとしたトラブルシューティングと定期的なメンテナンスで、フラフラ動くカーソルを修復し、MacBookのマウス動作を修正しましょう。

お使いのMacでカーソルが勝手に動いてしまう時の対処法

Macのカーソルが、勝手にクリックをしたり、水平移動をゆったりとして、意図する動作ができなくなった場合、問題の根源をしっかりを見つけて対処することが重要です。

カーソルの不具合の原因は、デバイス同士の干渉や破損したファイルによるハードウェアの損傷から、トラックパッドの損傷、バッテリーの膨張などの物理的な問題まで、さまざまな可能性があります。 MacBookのカーソル異常の原因となっている問題を発見し、取り除くには、徹底的なチェックを行いましょう。

1. 全てのデバイスの接続をリセットしてみる

複数のデバイスを同時に接続すると、干渉が発生することがあります。 干渉することで、Macのマウスカーソルの動きが変になってしまうというのが原因の一つです。

そのため、どのデバイスが干渉しているか確かめるために、一つ一つ確認していきましょう。 まずはすべてのデバイスが完全に充電され、使用できることを確認しましょう。 デバイスを切り替えたときに、Macのカーソルが勝手に動いていることに気づいたら、問題はそのデバイスです。 マウスの接続を解除して再接続するか、Bluetoothデバイスをリセットして、干渉を解決してみましょう:

  1. 「システム設定」の「Bluetooth」を開きます。
  2. I アイコンをクリックし、「このデバイスを忘れる」を選択して、すべてのデバイスを削除します。
  3. Bluetooth機器の電源をOFF/Onし、検出可能な状態にし、再接続しましょう。
blog system bluetooth

さらに、USBデバイスのアンインストールと再インストールを行っていきます。

  1. デバイスを抜いた状態で、Finderを使用してデバイスを検索します。
  2. デバイスのアプリケーションフォルダを開き、アンインストーラを実行します。 デバイスにフォルダがない場合は、アイコンをゴミ箱にドラッグするだけです。
  3. Macを再起動し、デバイスを接続することで、再インストールの手順を実行します。

2. お使いのMacにマルウェアがないか確認する

MacBookのカーソルが勝手に移動するのは、マルウェアに感染していることを示す兆候かもしれないので、試してみるべきことは、Macにマルウェアがないかチェックすることです。 マルウェア対策ツールはたくさんありますが、Appleが認定したアプリ CleanMyMac X は安全に使用できるのでおすすめです。 マルウェアデータベースは常に最新版に更新されており、最ウイルス、アドウェア、スパイウェア、ストーカーウェア、その他の形態の脅威を検出します。

スキャンを実行するには、以下の手順に従います:

  1. CleanMyMac Xをインストールします(無料ダウンロードはこちら
  2. 「ウイルスを削除」をクリックします。
  3. 「スキャン」をクリックします。
  4. スキャンが完了すると、何も検出されず、Mac が安全なことが保障されるか、マルウェアを駆除するための削除ボタンが表示されます。

3. 「タップでクリック」機能をオフにする 

MacBookのカーソルが勝手に動く問題の原因は、これらのシステム設定であることがあります。 その場合は、「タップでクリック」機能をオフにしましょう:

  1. Apple のメインメニューから、「システム設定」に移動します。
  2. 「トラックパッド」を選択します。
  3. スイッチを切り替えて、「タップでクリック」の機能がオフになっていることを確認します。

もしそれで解決した場合は、タイピング中にトラックパッドに触れいて、それがMacBookカーソルの不規則な動作に繋がったと言えます。 問題が解決しない場合は、次の方法に進みましょう。

4. トラックパッドを清潔に保つ

MacBookのマウスがおかしくなる問題はトラックパッドの汚れが原因であることがあります。 水の汚れ、油分などはトラックパッドの感度を低下させることがあります。 それにより、トラックパッドが希望とは違う操作を感知し、予期せぬ動作につながります。

解決する方法はとてもシンプルです。ホコリの出にくい布でトラックパッドをキレイにするだけです。 少し湿らせて拭くのが良いことも多いです。 ただ、あまりに濡れているとMacを傷めてしまう原因になりますので注意しましょう。

5. お使いのMac をセーフモードで再起動する

マウス関連のデバイスが原因でないようなら、セーフモードでコンピュータを再起動するのも一つの手です。 このモードだとお使いのMacはプログラム、アプリ、キャッシュファイルを開かないため、問題がMac内部か外部にあるかをはっきりさせることができます。 また、セーフモードでコンピュータを起動することで、他のあらゆる Mac の問題を解決することができます。

IntelベースのMacをセーフモードで起動する方法:

  1. Appleメニューからコンピュータを通常通り再起動しますが、Shiftキーを押したままにしておきます。
  2. ログインウィンドウが表示されたら、Shiftキーを離します。

Appleシリコン搭載のMacの場合:

  1. Macをシャットダウンし、10秒間待ちます。
  2. 起動オプションのウィンドウが表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。
  3. 起動ディスクを選択します。
  4. Shiftキーを押しながら「セーフモードで続行」をクリックします。
  5. Shiftキーを離します。

セーフモードに加えて、完全にオフラインでも試してみましょう。 Wi-Fiをオフにし、Ethernetを外し、Bluetoothをオフにします。 Macをマルウェア対策ソフトで「Macのウイルス感染」の疑いがあり、セーフモードで接続を解除しても問題が解決しない場合は、マルウェアやアドウェアなどの侵入プログラムが原因ではないことがわかります。

6. ディスクのアクセス権を修復

コンピュータの内部問題を解決するために自由に使えるもう1つのオプションは、ディスクのパーミッションを修復することです。 基本的に、お使いのMacを強制的にデフォルトのパーミッションに戻し、すべてがmacOSが期待する方法で実行されていることを確認することで、アプリケーションが誤動作するのを防ぎます。

手作業でのトラブルシューティングに疲れてしまった方は、 CleanMyMac X の使用がおすすめです。 このアプリは、カーソルやその他の問題をターゲットにして一度に解決するシンプルで効果的な方法です。

CleanMyMac Xのメンテナンススキャンは、ディスク許可を修復し、RAMを解放すると同時に、キャッシュも解放することができます。 また、このアプリには便利なアンインストーラが搭載されており、問題のあるアプリケーションを選択してアンインストールすることができます。

メンテナンスを行うには、以下の手順で行います:

  1. CleanMyMac Xをインストールします(無料トライアルはこちら
  2. メンテナンスのタブをクリックします。
  3. 行いたい処理を選択します(またはすべてを選択します)。
  4. 問題を解決するためにスキャンを実行します。

7. SMC、NVRAM、PRAMの再構成

SMC(System Management Controller)は、コンピュータの熱、電源、およびバッテリーの充電動作を制御しているコントローラです。 SMCをリセットすることで、ポインティングデバイスが正しく動作しない原因となっている破損したファイルパスをリセットすることができます。

IntelベースのMacでSMCをすばやくリセットする方法:

  1. Appleメニューから「システム終了」を選択します。
  2. Macがシャットダウンした後、「Shift」-「Control」-「Option」-「電源ボタン」を10秒間保持します。
  3. 押していたキーを全て離します。
  4. 通常通り電源を入れます。

Appleシリコンを搭載したMacの場合は、再起動するだけです。

また、NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)とPRAM(パラメータRAM)は、毎日使うデバイスに関連するクイックアクセスメモリのタスクを実行するので、再起動することで破損したファイルパスを修復することができます。

IntelベースのMacでNVRAMとPRAMをリセットするには:

  1. Appleメニューから「システム終了」を選択します。
  2. Macがシャットダウンしたら、電源ボタンを押し、次にCommand-Option-P-Rを素早く押してください。
  3. Macがシャットダウンしたら、電源ボタンを押し、次にCommand-Option-P-Rを素早く押してください。
  4. Macが再起動するまで、Command-Option-P-Rを押したままにします。

起動の音が聞こえたらボタンを離し、Macを再起動させましょう。


カーソルの問題の原因は非常に多く、手作業で正しい原因を見つけるのは本当に難しいことです。 マウスを掃除する程度の簡単な修正もありますが、もっと手間がかかるものもたくさんあります。 そこでおすすめはs CleanMyMac Xを使用することです。ワンクリックで簡単にできる魅力的な機能をたくさん搭載した便利なアプリです。この記事で快適なMac生活を取り戻すきっかけになったら嬉しいです。