お使いのMacで利用可能なアップデートが見つからない場合のアップデートを行う方法を紹介します。

MacOSを最新の状態に保つことは、コンピュータをバグやマルウェアから守り、ストレスなく使用するためのメンテナンスとして欠かせません。 大抵の場合、アップデートするのは簡単です。 ソフトウェアアップデートを自動的に行うように設定しておくだけで、Macが自動的に対応してくれます。 しかし、アップデートを試みようとしても、Macが「アップデートがありません」というメッセージを返してきたら、どうしたら良いのでしょうか? この記事で対処法を紹介します。

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Macで「アップデートが見つからない」の意味とは?

それに答える前に、「アップデート」の意味するところをしっかりと理解していきましょう。 アップデートとは、現行のmacOSの新バージョンにOS の更新を行うことです。 通常、前のバージョンに対して「0.1」ずつ増えていくように番号が増えています。 つまり、macOS 12.2からのアップデートはmacOS 12.3ということになります。 Appleは、新しいOSがリリースされてから数年間、セキュリティ上の理由から、アップデート版を配信しています。 そのため、最新バージョンのmacOSを使用していなくても、そのOSに対応したアップデートが随時行われます。

「Appleメニュー」→「このMacについて」→「ソフトウェアアップデート・アップデート」を確認しても、利用可能なアップデートが何も表示されない場合、最新のmacOSにはアップデートがあっても、お使いのMacにインストールされているmacOSのバージョンにはアップデートができないという可能性があります。

つまり、アップデートがあるにもかかわらず、何らかの理由でアップデートが見つからない/できないということです。 これは、Appleのサーバに問題があるか、インターネット接続に問題があることが原因である可能性があります。 また、お使いのマシンのmacOSに問題がある可能性もあります。 それぞれの問題に対処する方法を紹介します。

利用可能なアップデートがないという表示をみた時

Macの使用中に発生する他の問題への対処法と同様に、まずは最も明白な可能性のある原因を排除していくことが重要です。 その手順は次の通りです。

1. あとでやり直してみる

アップデート情報がAppleのサーバーからの配信を一時的に停止されていたり、サーバーが非常に混雑しているなど、問題が一時的である可能性があります。 そのため、数時間待ってもう一度「ソフトウェア・アップデート」を実行してみましょう。 その時には、アップデートが見つかるかもしれません。

2. Wi-Fiとブロードバンドを確認する

Wi-Fiネットワークやインターネット接続が正しく機能していない場合、ソフトウェア・アップデート・サーバーに接続してアップデートを確認することがそもそもできません。 Safariでウェブページを開いて確認してみましょう。 読み込めない場合は、Macをルーターに近づける、MacのWi-Fiをオフにしてからもう一度オンにする、ルーターを再起動するなどの方法を試してみてください。 いずれもうまくいかない場合は、ブロードバンドプロバイダーのネットワークに問題があるかどうかを確認してみましょう。 Safariでウェブページを読み込むことができれば、次のステップに進んでみましょう。

3. Apple のシステムステータスのページを確認する

Appleのウェブサイトには、すべてのオンラインサービスを表示し、それらが正常に動作しているかを緑または赤のライトで表示するステータスページがあります。 こちらからそのページを見つけることができます。

「macOSソフトウェア・アップデート」の状態を探し、ランプが緑色になっていることを確認してみましょう。 もし赤色のランプが表示されていたら、それはApple側の問題であるので、修正されるまで待つ必要があります。

4. 利用可能なアップデートがあることを確認する

ネットに掲載されていたり、App Storeでアップデートを見たりして、アップデートがあるはずだと思った人は、公式ソースを確認して、自分が使っているmacOSのバージョンにアップデートがあることを再度確認しましょう。

5. Macを再起動する

多くの場合、再起動することで、一時ファイルを含む、Appleのサーバへの接続を妨げている問題をはっきりとさせることができます。 時々、Macを再起動するのも良い方法です。

6. Mac自身の問題を修正する

Macを再起動しても問題が解決しない場合は、ソフトウェアの競合やその他の問題により、Appleのサーバー上でアップデートを認識できない、またはインストールできないといった状況が発生している可能性があります。

この問題に対する解決法の1つは、問題の原因となっている可能性のあるMac上のジャンクファイルをすべて削除することです。 もう一つは、RAMの解放、メンテナンススクリプトの実行、ディスクパーミッションの修復など、Macのメンテナンスを実施することです。これによりMacの動作がスムーズになることがあります。

CleanMyMac Xには、システムジャンクモジュールがあります。 特にMac上でスペースを取っているファイルや競合を引き起こしている可能性のあるファイルを取り除くような機能です。 メンテナンスモジュールは、独自のメンテナンス処理を実行し、あなたのMacを最適化するのに役立ちます。 ここから無料でダウンロードすることができます。

7. 手作業でアップデートしてみる

もし、これまで説明してきたことがうまくいかず、macOS Catalinaまたはそれ以前のバージョンを使っている場合は、Appleのウェブサイトで最新のアップデートを見つけてできるかもしれません。 Appleは、いくつかのOSのアップデートへのリンクをここで管理しています。 そのページにある検索ボックスを使って、あなたが使っているmacOSのバージョンを検索し、利用可能なアップデートがあるか調べてみましょう。

ほとんどの場合、ソフトウェア・アップデートについて考える場面に遭遇することはありません。 アップデートを自動的にインストールするように設定されている場合はバックグラウンドで実行されるか、新しいアップデートが利用可能になったときに通知が送信されるかのどちらかです。 しかし、それが起こらず、利用可能なアップデートがないと表示された場合はどのように対処すれば良いのでしょう? 上記の手順を実行すれば、問題を解決して最新のmacOSにアップグレードできるはずです。

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